专利摘要:
本発明は、陽イオン性ナノ粒子、それらを作成する方法、および、パーソナルケア組成物つまりパーソナルケア調合物の中に前記ナノ粒子を含む組成物の使用を対象とする。当該ナノ粒子はパーソナルケア用途において有用であり、それらを含むホームケア製品およびパーソナルケア製品に抗菌特性を与える。これらの陽イオン性ナノ粒子は、ヘアケア製品およびスキンケア製品に有用なコンディショニング特性も与える。なし
公开号:JP2011512379A
申请号:JP2010547155
申请日:2009-02-12
公开日:2011-04-21
发明作者:ジェニングズ,ジョン;ヒュグリン,ディートマル;マオ,チエンウェン;ミューレバッハ,アンドレアス
申请人:ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se;
IPC主号:A61K8-25
专利说明:

[0001] 本発明は、陽イオン性ナノ粒子、および前記陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア組成物の調製に関する。本発明は、様々な基板および表面(例えば、毛髪、皮膚など)を処理するこのような陽イオン性ナノ粒子を用いるための方法にも関する。]
背景技術

[0002] ナノ粒子による基板の処理が、例えば、国際特許出願公開第04/090053号(静電気防止用積層板)、および国際特許出願公開第06/016800号(親水性被覆剤)に記載されており、当該公報では、追加の単量体および追加の光開始剤とともにナノ粒子の組成物が基板上に塗布され、その後、当該基板のそのように被覆された表面が当該基板上にあるナノ粒子を接合するように硬化される。]
[0003] 真空状態下および通常圧下の両方における、低温プラズマの製造、および有機薄層または無機薄層のプラズマ支援堆積が、以前から知られている。基本的な原理および用途が、例えば、H. Suhr、Plasma Chem. Plasma Process 3(1)、1頁(1983年)によって記載されている。プラスチック表面にはプラズマ処理を行うことができ、結果として、その後に塗布される特定の表面処理剤は、特に低圧処理後にプラスチック基板に対する粘着力を改善した(J. Friedrichら、Surf. Coat. Technol. 59、371頁(1993年)を参照されたい)。]
[0004] 国際特許出願公開第00/24527号は、真空中において光開始剤の即時の蒸着および接合を用いる基板のプラズマ処理について記載している。]
[0005] 国際特許出願公開第03/048258号、および、国際特許出願公開第06/044375号はそれぞれ、照射乾燥であらかじめ処理したプラスチック表面に、光開始剤を併用したメタクリロイルオキシプロピル変性シリカ粒子を塗布することについて記載している。国際特許出願公開第00/22039号は、電子線による、またはUV放射によって光開始剤を併用する、シリカナノ粒子、変性剤、および特定の数量体を含む混合物の硬化について教示している。]
[0006] 米国特許出願公開第2003/0235685号は、本明細書で参照することにより全体として盛り込まれる、水性粘着性調合物中における重合体ナノ粒子について開示している。]
[0007] 米国特許出願公開第2004/0250354号は、本明細書で参照することにより全体として盛り込まれる、架橋結合していない重合体を基礎とする、親水性ナノ粒子による繊維および非繊維の表面を処理するための方法について開示している。]
[0008] 米国特許出願公開第2005/0085144号は、本明細書で参照することにより全体として盛り込まれる、良好な気体吸収特性を有する金属イオンを含むナノ粒子の被覆剤について開示している。]
[0009] 米国特許出願公開第2004/0033270号は、本明細書で参照することにより全体として盛り込まれる、ナノサイズの酸化亜鉛粒子を含む衛生製品について開示している。]
[0010] 2007年11月26日に出願された同時係属出願第PCT/EP2007/062800号は、官能化ナノ粒子による基板の表面変性のための方法について開示している。]
[0011] 米国特許出願公開第2004/0010864号は、本明細書で参照することにより全体として盛り込まれる、有機硫黄化合物で被覆された金属粒子でヒトのケラチン繊維を処理するための方法について開示している。]
[0012] 米国特許出願公開第2003/0203009号は、本明細書で参照することにより全体として盛り込まれる、脱臭のための金属イオンで変性されたナノ粒子について開示している。]
[0013] 米国特許出願公開第2005/0084438号は、本明細書で参照することにより全体として盛り込まれる、金属変性されたシリカ粒子を用いて臭気を減少させるための方法について開示している。]
[0014] 米国特許出願公開第2004/0171515号は、本明細書で参照することにより全体として盛り込まれる、架橋結合した重合体を基礎とする、親水性ナノ粒子による繊維および非繊維の表面を処理するための方法について開示している。]
[0015] 米国特許第5,354,564号は、本明細書で参照することにより全体として盛り込まれる、シリコーン粒子がその粒子表面上に吸着される表面変性剤を有するシリコーン粒子のパーソナルケア組成物について開示している。]
[0016] 米国特許出願公開第2005/0234416号は、本明細書で参照することにより全体として盛り込まれる、ナノサイズ酸化亜鉛粒子を含む衛生製品について開示している。]
[0017] 米国特許出願公開第2006/0160715号は、本明細書で参照することにより全体として盛り込まれる、有機ナノ粒子/無機ナノ粒子を含む洗濯処理組成物について開示している。]
[0018] 国際特許出願公開第2006/052285号は、化合物の抽出および放出のための重合体ナノ粒子について開示している。]
[0019] 米国特許出願公開第2007/0049678号は、本明細書で参照することにより全体として盛り込まれる、ゴム変性接合共重合体および金属酸化物ナノ粒子について開示している。]
[0020] 国際特許出願公開第2002/062881号は、ナノ粒子を含む感圧粘着剤のための発泡組成物について開示している。]
[0021] 国際特許出願公開第2006/007286号は、ナノ粒子を含む重合可能な組成物について開示している。]
[0022] 米国特許出願公開第2006/0269441号は、本明細書で参照することにより全体として盛り込まれる、ナノ粒子シリカのPickeringエマルションについて開示している。]
[0023] 米国特許出願公開第2006/0263898号は、本明細書で参照することにより全体として盛り込まれる、プロパフューム部分またはプロドラッグ部分に結合したナノ粒子について開示している。]
[0024] 従って、パーソナルケア製品において、優れた調整特性を提供する陽イオン性ナノ粒子の必要性が依然としてある。本発明の陽イオン性ナノ粒子は、パーソナルケア製品において要求される追加の調整便益を提供する。これらの陽イオン性ナノ粒子は、パーソナルケア製品およびパーソナルケア組成物に有用な抗菌特性も与える。]
[0025] 本発明は、陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア組成物、それらを作成する方法、および、パーソナルケア製品中に前記陽イオン性ナノ粒子を含む組成物の使用を対象とする。当該陽イオン性ナノ粒子は、パーソナルケア用途において有用である。本発明の陽イオン性ナノ粒子は、パーソナルケア製品において要求される追加の調整便益を提供する。これらの陽イオン性ナノ粒子は、また、ヘアケア製品およびスキンケア組成物に有用な抗菌特性も与える。]
[0026] 本発明の陽イオン性ナノ粒子は、前記陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア製品およびパーソナルケア組成物に有用な抗菌特性も与える。]
[0027] 本発明の別の実施形態は、哺乳類のケラチン含有繊維の調整処理のための方法であり、そこで、前記方法は、化学式(I)の1つ以上の陽イオン性ナノ粒子を含む、有効量のパーソナルケア組成物つまり調合物と前記繊維を接触させるステップを含む。]
[0028] 本発明の別の実施形態は、哺乳類の皮膚の調整処理のための方法であり、そこで、前記方法は、化学式(I)の1つ以上の陽イオン性ナノ粒子を含む、有効量のパーソナルケア組成物つまり調合物と前記皮膚を接触させるステップを含む。]
[0029] 本発明は、
(a)有効量の少なくとも1つの化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子であって、]
[0030] 式中、
前記陽イオン性ナノ粒子核は無機物質または有機物質を含み、式中、
Aは、核ナノ粒子表面に共有結合し、少なくとも1つの陽イオン性基Lを含む有機置換基であって、
Bは、核ナノ粒子表面に共有結合し、少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含む有機置換基であって、
Cは、少なくとも1つの官能基Zを含む核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基であって、
aは1〜naの数であって、
bは0〜nbの数であって、
cは0〜ncの数であって、
式中、na+nb+ncの合計は1から最大nlの数であり、式中、nlは、核ナノ粒子の形状と表面積、および、それぞれの置換基A、B、Cの立体的条件によって限定される、陽イオン性ナノ粒子と、
(b)化粧品的に許容可能な補助剤と、
を含むパーソナルケア組成物を提供する。]
[0031] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア組成物であり、式中、核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基は以下の置換基であり、
Aは、]
[0032] であって、
Bは、]
[0033] であって、
Cは、]
[0034] であって、式中、
X、Y、X’、Y’、X”、およびY”、ならびに、n、m、o、T1、T1’、T1”、T2、T2’、T2”、T3、T3’、T3”は以下に定義されている通りである。]
[0035] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア組成物であり、式中、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核は、核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基がA、B、および/またはCである無機物質を含み、
式中、
Aは、]
[0036] であって、
Bは、]
[0037] であって、
Cは、]
[0038] であって、
X、X’、X”は、互いに独立して、−O−、−S−、−NR1−、−NR101−、−OCO−、−SCO−、−NR1CO−、−OCOO−、−OCONR1−、−NR1COO−、−NR1CONR2−、または単結合であって、
n、m、またはoは、互いに独立して0〜8の数であり、かつ、
nが0である場合、その時Xは単結合であり、
mが0である場合、その時X’は単結合であり、
oが0である場合、その時X”は単結合であり、
R1およびR2は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C6〜C12のアリール、またはRであって、
R101はC1〜C24のアシルであって、
T1はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性基Lを含み、
T1’はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含み、
T1”はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの部分Zを含み、
T2、T2’、T2”、T3、T3’、T3”は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C2〜C24のアルケニル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、−OR3、]
[0039] であって、
R3は、水素、C1〜C25のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C2〜C24のアルケニル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、]
[0040] またはナノ粒子表面であって、
R4およびR5は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C2〜C24のアルケニル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、または−OR3であって、
R6、R7、およびR8は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C2〜C24のアルケニル、フェニル、またはC7〜C9のフェニルアルキルであって、
Rは、C1〜C20のアルキル、C5〜C12のシクロアルキル、C2〜C20のアルケニル、C5〜C12のシクロアルケニル、C2〜C20のアルキニル、C6〜C14のアリール、1つ以上のDによって置換されたC1〜C20のアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されたC2〜C20のアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、または、1つ以上のDによって置換されたC6〜C14のアリールであるか、あるいは、X、X’、またはX”が単結合の意味を有するという条件では、Rは、L、G、またはZであり得、
Dは、L、G、Z、R9、OR9、SR9、NR9R10、ハロゲン、NO2、CN、O−グリシジル、O−ビニル、O−アリル、COR9、NR9COR10、COOR9、OCOR9、CONR9R10、OCOOR9、OCONR9R10、NR9COOR10、SO3H、COOMC、COO−、SO3−、またはSO3MC、フェニル、C7〜C9のアルキルフェニルであって、
Eは、O、S、COO、OCO、CO、NR9、NCOR9、NR9CO、CONR9、OCOO、OCONR9、NR9COO、SO2、SO、]
[0041] CR9=CR10、または、]
[0042] N=C−R9、R9C=N、C5〜C12のシクロアルキレン、フェニレン、および/またはDによって置換されたフェニレンであって、
LおよびGは独立して、]
[0043] であって、
R9、R10、またはR11は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、
R20およびR21は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、
R108、R109、およびR110は、互いに独立して、ヒドロキシル、]
[0044] であって、
R111は、水素またはC1〜C25のアルキルであって、
R112は、水素またはC1〜C25のアルキル、酸素、硫黄によって、または、]
[0045] によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、あるいはC2〜C24のアルケニルであって、
R122、R123、R124、およびR125は、それぞれ互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、またはヒドロキシル置換のC2〜C24のアルキルであって、
Mは、r価の金属陽イオンであって、
X−は、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、亜硝酸塩、硝酸塩、水酸化物、酢酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、硫酸メチル、またはこれらの混合物であって、
rは、1、2、または3であって、
Zは、ハロゲン、CN、NO2、または陽イオン性部分、陰イオン性部分、親水性部分、疎水性部分、ポリシロキサン部分、ポリハロゲン化部分、ポリエチレングリコール部分、ポリプロピレングリコール部分、金属錯体、または重合体であって、
MCは、無機陽イオンまたは有機陽イオンであって、
MAは、無機陰イオンまたは有機陰イオンである。]
[0046] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア組成物であり、式中、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核は、核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基がA、B、および/またはCである無機物質を含み、
Aは、]
[0047] であって、
Bは、]
[0048] であって、
Cは、]
[0049] であって、
X、X’、X”は、互いに独立して、−O−、−NR1−、−NR101−、−OCO−、−NR1CO−、−OCOO−、−NR1COO−、または単結合であって、
n、m、またはoは、互いに独立して0〜6の数であり、かつ、
nが0である場合、その時Xは単結合であり、
mが0である場合、その時X’は単結合であり、
oが0である場合、その時X”は単結合であり、
R1およびR2は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、酸素によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C6〜C12のアリール、またはRであって、
R101はC1〜C18のアシルであって、
T1はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性基Lを含み、
T1’はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含み、
T1”はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの部分Zを含み、
T2、T2’、T2”、T3、T3’、T3”は、互いに独立して、C1〜C18のアルキル、酸素によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C2〜C24のアルケニル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、または−OR3であって、
R3は、水素、C1〜C18のアルキル、酸素によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C2〜C24のアルケニル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、またはナノ粒子表面であって、
Rは、C1〜C18のアルキル、C5〜C12のシクロアルキル、C2〜C20のアルケニル、C5〜C12のシクロアルケニル、C6〜C14のアリール、1つ以上のDによって置換されたC1〜C18のアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されたC2〜C20のアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、または、1つ以上のDによって置換されたC6〜C14のアリールであるか、あるいは、X、X’、またはX”が単結合の意味を有するという条件では、Rは、L、G、またはZであり得、
Dは、L、G、Z、R9、OR9、SR9、NR9R10、Cl、Br、I、NO2、CN、COR9、NR9COR10、COOR9、OCOR9、CONR9R10、OCOOR9、OCONR9R10、NR9COOR10、SO3H、COOMC、COO−、SO3−、またはSO3MC、フェニル、C7〜C9のアルキルフェニルであって、
Eは、O、S、COO、OCO、CO、NR9、NCOR9、NR9CO、CONR9、OCOO、OCONR9、NR9COO、SO2、SO、]
[0050] C5〜C12のシクロアルキレン、フェニレン、および/またはDによって置換されたフェニレンであって、
LおよびGは独立して、]
[0051] であって、
R9、R10、またはR11は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、
R20およびR21は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、
R108は、ヒドロキシル、]
[0052] であって、
R111は、水素またはC1〜C18のアルキルであって、
R112は、水素またはC1〜C18のアルキル、酸素によって、または、]
[0053] によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、あるいはC2〜C24のアルケニルであって、
R122、R123、R124、およびR125は、それぞれ互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、またはヒドロキシル置換のC2〜C24のアルキルであって、
Mは、r価の金属陽イオンであって、
X−は、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、亜硝酸塩、硝酸塩、水酸化物、酢酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、硫酸メチル、またはこれらの混合物であって、
rは、1、2、または3であって、
Zは、ハロゲン、CN、NO2、または陽イオン性部分、陰イオン性部分、親水性部分、疎水性部分、ポリシロキサン部分、ポリエチレングリコール部分、またはポリプロピレングリコール部分であって、
MCは、無機陽イオンまたは有機陽イオンであって、
MAは、無機陰イオンまたは有機陰イオンである。]
[0054] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア組成物であり、式中、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核は、核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基がA、B、および/またはCである無機物質を含み、
Aは、]
[0055] であって、
Bは、]
[0056] であって、
Cは、]
[0057] であって、
X、X’、X”は、互いに独立して、−O−、−NR1−、−NR101−、−OCO−、−NR1COO−、または単結合であって、
n、m、またはoは、互いに独立して1〜3の数であって、
R1は、水素、C1〜C18のアルキル、酸素によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C6〜C12のアリール、またはRであって、
R101はC1〜C18のアシルであって、
T1はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性基Lを含み、
T1’はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含み、
T1”はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの部分Zを含み、
T2、T2’、T2”、T3、T3’、T3”は、互いに独立して、C1〜C18のアルキル、酸素によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、または−OR3であって、
R3は、C1〜C18のアルキル、酸素によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、またはナノ粒子表面であって、
Rは、C1〜C18のアルキル、C5〜C12のシクロアルキル、C6〜C14のアリール、1つ以上のDによって置換されたC1〜C18のアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、または、1つ以上のDによって置換されたC6〜C14のアリールであるか、あるいは、X、X’、またはX”が単結合の意味を有するという条件では、Rは、L、G、またはZであり得、
Dは、L、G、Z、R9、OR9、NR9R10、Cl、Br、I、NR9COR10、COOR9、OCOR9、CONR9R10、OCONR9R10、NR9COOR10、SO3H、COOMC、COO−、SO3−、またはSO3MC、フェニル、C7〜C9のアルキルフェニルであって、
Eは、O、COO、CO、NR9、NCOR9、NR9CO、CONR9、OCOO、OCONR9、NR9COO、SO2、SO、]
[0058] C5〜C12のシクロアルキレン、フェニレン、および/またはDによって置換されたフェニレンであって、
LおよびGは独立して、]
[0059] であって、
R9、R10、またはR11は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、
R20およびR21は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、
R111は、水素またはC1〜C18のアルキルであって、
R112は、水素またはC1〜C18のアルキル、酸素によって、または、]
[0060] によって割り込まれたC3〜C25のアルキルであって、
X−は、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、亜硝酸塩、硝酸塩、水酸化物、酢酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、硫酸メチル、またはこれらの混合物であって、
Zは、ハロゲンまたは陽イオン性部分、陰イオン性部分、親水性部分、疎水性部分、ポリシロキサン部分、ポリエチレングリコール部分、またはポリプロピレングリコール部分であって、
MCは、無機陽イオンまたは有機陽イオンであって、
MAは、無機陰イオンまたは有機陰イオンである。]
[0061] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核が、酸化ケイ素、Al2O3、TiO2、酸化ケイ素被覆TiO2、ZnO、SnO2、ZrO2、Ag、Au、Cu、Sb−SnO2、Fe2O3、磁鉄鉱、インジウムスズ酸化物、アンチモンドープ酸化スズ、酸化インジウム、酸化アンチモン、フッ素ドープ酸化スズ、リンドープ酸化スズ、亜鉛輝安鉱、インジウムドープ酸化亜鉛、およびこれらの混合物から成る群から選択される無機物質を含むパーソナルケア組成物である。]
[0062] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核が、酸化ケイ素、Al2O3、TiO2、ZnO、SnO2、ZrO2、Sb−SnO2、Fe2O3、磁鉄鉱、インジウムスズ酸化物(ITO)、アンチモンドープ酸化スズ(ATO)、酸化インジウム、およびこれらの混合物から成る群から選択される無機物質を含むパーソナルケア組成物である。]
[0063] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核が、酸化ケイ素、Al2O3、TiO2、ZnO、SnO2、ZrO2、Fe2O3、磁鉄鉱、インジウムスズ酸化物(ITO)、アンチモンドープ酸化スズ(ATO)、およびこれらの混合物から成る群から選択される無機物質を含むパーソナルケア組成物である。]
[0064] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核が、酸化ケイ素、Al2O3、およびこれらの混合物から成る群から選択される無機物質を含むパーソナルケア組成物である。]
[0065] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核が、酸化ケイ素およびその非晶形から成る群から選択される無機物質を含むパーソナルケア組成物である。]
[0066] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア組成物であり、式中、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核は、核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基がA、B、および/またはCである有機物質を含み、
Aは、]
[0067] であって、
Bは、]
[0068] であって、
Cは、]
[0069] であって、
Y、Y’、Y”は、互いに独立して、C1〜C25のアルキレン、−O−、−S−、−NR1−、−OCO−、−SCO−、−NR1CO−、−OCOO−、−OCONR1−、−NR1COO−、−NR1CONR2−、−COO−、−CONR1−、−CO−、または単結合であって、
T1はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性基Lを含み、
T1’はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含み、
T1”はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの部分Zを含み、
R1およびR2は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C6〜C12のアリール、またはRであって、
Rは、C1〜C20のアルキル、C5〜C12のシクロアルキル、C2〜C20のアルケニル、C5〜C12のシクロアルケニル、C2〜C20のアルキニル、C6〜C14のアリール、1つ以上のDによって置換されたC1〜C20のアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されたC2〜C20のアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、または、1つ以上のDによって置換されたC6〜C14のアリールであるか、あるいは、Y、Y’、またはY”が単結合の意味を有するという条件では、Rは、L、G、またはZであり得、
Dは、L、G、Z、R9、OR9、SR9、NR9R10、ハロゲン、NO2、CN、O−グリシジル、O−ビニル、O−アリル、COR9、NR9COR10、COOR9、OCOR9、CONR9R10、OCOOR9、OCONR9R10、NR9COOR10、SO3H、COOMC、COO−、SO3−、またはSO3MC、フェニル、C7〜C9のアルキルフェニルであって、
Eは、O、S、COO、OCO、CO、NR9、NCOR9、NR9CO、CONR9、OCOO、OCONR9、NR9COO、SO2、SO、]
[0070] CR9=CR10、または、]
[0071] N=C−R9、R9C=N、C5〜C12のシクロアルキレン、フェニレン、および/またはDによって置換されたフェニレンであって、
LおよびGは独立して、]
[0072] であって、
R9、R10、またはR11は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、
R20およびR21は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、
R108、R109、およびR110は、互いに独立して、ヒドロキシル、]
[0073] であって、
R111は、水素またはC1〜C25のアルキルであって、
R112は、水素またはC1〜C25のアルキル、酸素、硫黄によって、または、]
[0074] によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、あるいはC2〜C24のアルケニルであって、
R122、R123、R124、およびR125は、それぞれ互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、またはヒドロキシル置換のC2〜C24のアルキルであって、
Mは、r価の金属陽イオンであって、
X−は、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、亜硝酸塩、硝酸塩、水酸化物、酢酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、硫酸メチル、またはこれらの混合物であって、
rは、1、2、または3であって、
Zは、ハロゲン、CN、NO2、または陽イオン性部分、陰イオン性部分、親水性部分、疎水性部分、ポリシロキサン部分、ポリハロゲン化部分、ポリエチレングリコール部分、ポリプロピレングリコール部分、金属錯体、または重合体であって、
MCは、無機陽イオンまたは有機陽イオンであって、
MAは、無機陰イオンまたは有機陰イオンである。]
[0075] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア組成物であり、式中、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核は、核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基がA、B、および/またはCである有機物質を含み、
Aは、]
[0076] であって、
Bは、]
[0077] であって、
Cは、]
[0078] であって、
Y、Y’、Y”は、互いに独立して、C1〜C18のアルキレン、−O−、−S−、−NR1−、−OCO−、−NR1CO−、−OCONR1−、−NR1COO−、−COO−、−CONR1−、−CO−、または単結合であって、
T1はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性基Lを含み、
T1’はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含み、
T1”はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの部分Zを含み、
R1およびR2は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C6〜C12のアリール、またはRであって、
Rは、C1〜C18のアルキル、C5〜C12のシクロアルキル、C2〜C20のアルケニル、C5〜C12のシクロアルケニル、C6〜C14のアリール、1つ以上のDによって置換されたC1〜C20のアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されたC2〜C20のアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、または、1つ以上のDによって置換されたC6〜C14のアリールであるか、あるいは、Y、Y’、またはY”が単結合の意味を有するという条件では、Rは、L、G、またはZであり得、
Dは、L、G、Z、R9、OR9、NR9R10、Cl、Br、I、NO2、CN、COR9、NR9COR10、COOR9、OCOR9、CONR9R10、OCOOR9、OCONR9R10、NR9COOR10、SO3H、COOMC、COO−、SO3−、またはSO3MC、フェニル、C7〜C9のアルキルフェニルであって、
Eは、O、COO、OCO、CO、NR9、NCOR9、NR9CO、CONR9、OCONR9、NR9COO、SO2、SO、]
[0079] C5〜C12のシクロアルキレン、フェニレン、および/またはDによって置換されたフェニレンであって、
LおよびGは独立して、]
[0080] であって、
R9、R10、またはR11は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、
R20およびR21は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、
R108は、ヒドロキシル、]
[0081] であって、
R111は、水素またはC1〜C18のアルキルであって、
R112は、水素またはC1〜C18のアルキル、酸素、硫黄によって、または、]
[0082] によって割り込まれたC3〜C25のアルキルであって、
R122、R123、R124、およびR125は、それぞれ互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、またはヒドロキシル置換のC2〜C24のアルキルであって、
Mは、r価の金属陽イオンであって、
X−は、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、亜硝酸塩、硝酸塩、水酸化物、酢酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、硫酸メチル、またはこれらの混合物であって、
rは、1、2、または3であって、
Zは、ハロゲン、CN、NO2、または陽イオン性部分、陰イオン性部分、親水性部分、疎水性部分、ポリシロキサン部分、ポリエチレングリコール部分、またはポリプロピレングリコール部分であって、
MCは、無機陽イオンまたは有機陽イオンであって、
MAは、無機陰イオンまたは有機陰イオンである。]
[0083] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア組成物であり、式中、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核は、核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基がA、B、および/またはCである有機物質を含み、
Aは、]
[0084] であって、
Bは、]
[0085] であって、
Cは、]
[0086] であって、
Y、Y’、Y”は、互いに独立して、C1〜C18のアルキレン、−O−、−NR1−、−OCO−、−NR1CO−、−OCONR1−、−NR1COO−、−COO−、−CONR1−、または単結合であって、
T1はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性基Lを含み、
T1’はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含み、
T1”はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの部分Zを含み、
R1およびR2は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C6〜C12のアリール、またはRであって、
Rは、C1〜C18のアルキル、C5〜C12のシクロアルキル、C6〜C14のアリール、1つ以上のDによって置換されたC1〜C20のアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、または、1つ以上のDによって置換されたC6〜C14のアリールであるか、あるいは、Y、Y’、またはY”が単結合の意味を有するという条件では、Rは、L、G、またはZであり得、
Dは、L、G、Z、R9、OR9、NR9R10、Cl、Br、I、NO2、CN、COR9、NR9COR10、COOR9、OCOR9、CONR9R10、OCOOR9、OCONR9R10、NR9COOR10、SO3H、COOMC、COO−、SO3−、またはSO3MC、フェニル、C7〜C9のアルキルフェニルであって、
Eは、O、COO、OCO、CO、NR9、NCOR9、NR9CO、CONR9、OCONR9、NR9COO、SO2、SO、]
[0087] C5〜C12のシクロアルキレン、フェニレン、および/またはDによって置換されたフェニレンであって、
LおよびGは独立して、]
[0088] であって、
R9、R10、またはR11は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、
R20およびR21は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、
R111は、水素またはC1〜C18のアルキルであって、
R112は、水素またはC1〜C18のアルキル、酸素、硫黄によって、または、]
[0089] によって割り込まれたC3〜C25のアルキルであって、
R122、R123、R124、およびR125は、それぞれ互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、またはヒドロキシル置換のC2〜C24のアルキルであって、
X−は、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、亜硝酸塩、硝酸塩、水酸化物、酢酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、硫酸メチル、またはこれらの混合物であって、
Zは、ハロゲン、CN、NO2、または陽イオン性部分、陰イオン性部分、親水性部分、疎水性部分、ポリシロキサン部分、ポリエチレングリコール部分、またはポリプロピレングリコール部分であって、
MCは、無機陽イオンまたは有機陽イオンであって、
MAは、無機陰イオンまたは有機陰イオンである。]
[0090] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア組成物であり、式中、前記ナノ粒子核は、単量体の繰り返し単位から成る重合体である有機物質を含む。当該重合体は、単独重合体、共重合体、または三元共重合体である。当該陽イオン性ナノ粒子核(有機物質)の単独重合体、共重合体、または三元共重合体は、架橋されているか、または架橋されていない。]
[0091] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア組成物であり、式中、前記陽イオン性ナノ粒子核は化学式(II)の有機物質を含み、]
[0092] 式中、
u、v、w、およびyは、各繰り返し単位または生じた単量体が当該有機物質内に含まれる重量百分率を表し、
u、v、w、およびyは、当該有機物質の総重量に対して合計100重量%になり、
uおよびwは独立して、当該有機物質の約0〜約94.9999重量%であって、
yは、当該有機物質の約5〜約99.9999重量%であって、
vは、当該有機物質の約0.0001〜約5重量%であって、
*は、末端基、例えば、触媒残基であって、
M、T、D、およびEは、互いに共有結合しており、
Mは、化学式(III)の単量体から生じ、]
[0093] T6、T7、およびT8はC1〜C4のアルキルまたは水素であり、YおよびT1は本明細書の中で定義されており、
DおよびEは、アクリル酸、(メタ)アクリル酸、アクリルオキシプロピオン酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、(メタ)アクリル酸スルホエチル、(メタ)アクリル酸スルホプロピル、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフィン酸、スチレンスルフィン酸、およびビニルスルフィン酸、(メタ)アクリル酸2−ホスホエチル、ビニルリン酸、ビニルホスフィン酸、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N−t−ブチルアミノエチル、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、p−アミノスチレン、N,N−シクロヘキシルアリルアミン、アリルアミン、ジアリルアミン、ジメチルアリルアミン、N−エチルジメチルアリルアミン、クロチルアミン、N−エチルメタリルアミン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、(メタ)アクリル酸オキサゾリジニルエチル、ビニルベンジルアミン、ビニルフェニルアミン、(メタ)アクリル酸2−モルホリノエチル、塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム、塩化ジアリルジメチルアンモニウム、メタクリル塩化2−トリメチルアンモニウムエチル、ジメチル−N−(3−メタクリルアミドプロピル)−N−(3−スルホプロピル)アンモニウムベタイン、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル、(メタ)アクリル酸ノナデシル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メチルスチレン、エチルビニルベンゼン、ビニルナフタレン、ビニルキシレン、酢酸ビニル、ビニルホルムアミド、塩化ビニル、フッ化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン、臭化ビニリデン、およびこれらの混合物から成る群から選択される単量体から独立して生じ、
Tは、ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジビニルピリジン、ジビニルナフタレン、ジビニルキシレン、ジ(メタ)アクリル酸エチレングリコール、トリ(メタ)アクリル酸トリメチロールプロパン、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリビニルシクロヘキサン、(メタ)アクリル酸アリル、ジ(メタ)アクリル酸ジエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸プロピレングリコール、1,3−ジ(メタ)アクリル酸2,2−ジメチルプロパン、ジ(メタ)アクリル酸1,3−ブチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸1,4−ブタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸1,6−ヘキサンジオール、ジ(メタ)アクリル酸トリプロピレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸トリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸テトラエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール200、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール600、ジ(メタ)アクリル酸エトキシ化ビスフェノールA、ジ(メタ)アクリル酸ポリ(ブタンジオール)、トリ(メタ)アクリル酸ペンタエリスリトール、トリエトキシトリ(メタ)アクリル酸トリメチロールプロパン、プロポキシトリ(メタ)アクリル酸グリセリル、テトラ(メタ)アクリル酸ペンタエリスリトール、モノヒドロキシペンタ(メタ)アクリル酸ジペンタエリスリトール、ジビニルシラン、トリビニルシラン、ジメチルジビニルシラン、ジビニルメチルシラン、メチルトリビニルシラン、ジフェニルジビニルシラン、ジビニルフェニルシラン、トリビニルフェニルシラン、ジビニルメチルフェニルシラン、テトラビニルシラン、ジメチルビニルジシロキサン、ポリ(メチルビニルシロキサン)、ポリ(ビニルヒドロシロキサン)、ポリ(フェニルビニルシロキサン)、およびこれらの混合物から成る群から選択される単量体から生じる。]
[0094] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア組成物であり、式中、前記陽イオン性ナノ粒子核は化学式(II)の有機物質を含み、]
[0095] 式中、
u、v、w、およびyは、各繰り返し単位または生じた単量体が当該有機物質内に含まれる重量百分率を表し、
u、v、w、およびyは、当該有機物質の総重量に対して合計100重量%になり、
uおよびwは独立して、当該有機物質の約10〜約84.99重量%であって、
yは、当該有機物質の約15〜約89.99重量%であって、
vは、当該有機物質の約0.01〜約5重量%であって、
Mは、化学式(III)の単量体から生じ、]
[0096] T6、T7、およびT8はメチルまたは水素であって、
DおよびEは、アクリル酸、(メタ)アクリル酸、アクリルオキシプロピオン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、(メタ)アクリル酸スルホエチル、(メタ)アクリル酸スルホプロピル、(メタ)アクリル酸2−ホスホエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N−t−ブチルアミノエチル、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、p−アミノスチレン、N,N−シクロヘキシルアリルアミン、アリルアミン、ジアリルアミン、ジメチルアリルアミン、N−エチルジメチルアリルアミン、N−エチルメタリルアミン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メチルスチレン、エチルビニルベンゼン、ビニルキシレン、酢酸ビニル、ビニルホルムアミド、塩化ビニル、およびこれらの混合物から成る群から選択される単量体から独立して生じ、
Tは、ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジビニルピリジン、ジビニルナフタレン、ジビニルキシレン、ジ(メタ)アクリル酸エチレングリコール、トリ(メタ)アクリル酸トリメチロールプロパン、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリビニルシクロヘキサン、(メタ)アクリル酸アリル、ジ(メタ)アクリル酸ジエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸プロピレングリコール、1,3−ジ(メタ)アクリル酸2,2−ジメチルプロパン、ジ(メタ)アクリル酸1,3−ブチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸1,4−ブタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸1,6−ヘキサンジオール、ジ(メタ)アクリル酸トリプロピレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸トリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸テトラエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール200、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール600、ジ(メタ)アクリル酸エトキシ化ビスフェノールA、ジ(メタ)アクリル酸ポリ(ブタンジオール)、トリ(メタ)アクリル酸ペンタエリスリトール、トリエトキシトリ(メタ)アクリル酸トリメチロールプロパン、プロポキシトリ(メタ)アクリル酸グリセリル、テトラ(メタ)アクリル酸ペンタエリスリトール、モノヒドロキシペンタ(メタ)アクリル酸ジペンタエリスリトール、およびこれらの混合物から成る群から選択される単量体から生じる。]
[0097] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア組成物であり、式中、前記陽イオン性ナノ粒子核は化学式(II)の有機物質を含み、]
[0098] 式中、
u、v、w、およびyは、各繰り返し単位または生じた単量体が当該有機物質内に含まれる重量百分率を表し、
u、v、w、およびyは、当該有機物質の総重量に対して合計100重量%になり、
uおよびwは独立して、当該有機物質の約25〜約74.9重量%であって、
yは、当該有機物質の約25〜約74.9重量%であって、
vは、当該有機物質の約0.1〜約5重量%であって、
Mは、化学式(III)の単量体から生じ、]
[0099] T6、T7、およびT8は水素であって、
DおよびEは、アクリル酸、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N−t−ブチルアミノエチル、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、p−アミノスチレン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メチルスチレン、エチルビニルベンゼン、酢酸ビニル、およびこれらの混合物から成る群から選択される単量体から独立して生じ、
Tは、ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジビニルピリジン、ジ(メタ)アクリル酸エチレングリコール、トリ(メタ)アクリル酸トリメチロールプロパン、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリビニルシクロヘキサン、(メタ)アクリル酸アリル、ジ(メタ)アクリル酸ジエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸プロピレングリコール、1,3−ジ(メタ)アクリル酸2,2−ジメチルプロパン、ジ(メタ)アクリル酸1,3−ブチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸1,4−ブタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸1,6−ヘキサンジオール、ジ(メタ)アクリル酸トリプロピレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸トリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸テトラエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール200、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール600、およびこれらの混合物から成る群から選択される単量体から生じる。]
[0100] 本発明の別の実施形態は、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア組成物であり、式中、前記陽イオン性ナノ粒子核は化学式(II)の有機物質を含み、]
[0101] 式中、
uおよびwは独立して、当該有機物質の約35〜約64.9重量%であって、
yは、当該有機物質の約35〜約64.9重量%である。]
[0102] 用語「(メタ)アクリル」はアクリルとメタクリルを両方とも含み、用語「(メタ)アクリル酸塩((メタ)アクリレート)」はアクリル酸塩(アクリレート)とメタクリル酸塩(メタクリレート)を両方とも含む。同様に、用語「(メタ)アクリルアミド」はアクリルアミドとメタクリルアミドを両方とも指す。]
[0103] 実際の重合体中において、様々な基が任意の順序で結合され得るということを明確に理解されたい。従って、ブロックおよびランダムの共重合体および三元共重合体の双方は、上記化学式の範囲内にある。]
[0104] 本発明によれば、陽イオン性ナノ粒子核が有機物質を含む化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子に関して、前記有機物質の重量平均分子量は約1,000〜約10,000,000ダルトンである。本発明の別の実施形態は化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子であり、式中、前記ナノ粒子核は有機物質を含み、前記有機物質の重量平均分子量は、約25,000〜約5,000,000ダルトンの重量平均分子量を有する。本発明の別の実施形態は化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子であり、式中、前記ナノ粒子核は有機物質を含み、前記有機物質の重量平均分子量は、約40,000〜約4,000,000ダルトンの重量平均分子量を有する。本発明の別の実施形態は化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子であり、式中、前記ナノ粒子核は有機物質を含み、前記有機物質の重量平均分子量は、約50,000〜約2,000,000ダルトンの重量平均分子量を有する。本発明の別の実施形態は化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子であり、式中、前記ナノ粒子核は有機物質を含み、前記有機物質の重量平均分子量は、約50,000〜約1,000,000ダルトンの重量平均分子量を有する。本発明の別の実施形態は化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子であり、式中、前記ナノ粒子核は有機物質を含み、前記有機物質の重量平均分子量は、約50,000〜約500,000ダルトンの重量平均分子量を有する。本発明の別の実施形態は化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子であり、式中、前記ナノ粒子核は有機物質を含み、前記有機物質の重量平均分子量は、約50,000〜約200,000ダルトンの重量平均分子量を有する。]
[0105] 当該重合体有機物質(陽イオン性ナノ粒子核、有機物質)の調製は、溶解、乳化、マイクロエマルション、反転乳化、および/または塊状重合等の様々な重合法、ならびに、当業者にとって利用可能なその他の方法を用いて行うことができる。当該重合は、フリーラジカル開始剤の有無にかかわらず、かつ様々な開始剤濃度で行うことができる。当該重合体有機物質は、ニトロキシルエーテル、またはその他の種類のニトロキシルラジカル等の重合調節剤の使用の有無にかかわらず、得られた重合体有機物質の構造が、ランダム、ブロック、交互、またはコアシェルであるような方法でも調製することができる。]
[0106] 適切な開始剤の例としては、過硫酸アンモニウム(APS)等の過硫酸塩、過酸化水素、ヒドロ過酸化t−ブチル、およびペルオキシピバル酸t−ブチル等の過酸化物、ジヒドロ塩化2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)、4,4’−アゾビス−4−シアノ吉草酸、および2,2’−アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ開始剤、ならびに、ヒドロ過酸化/Fe(II)t−ブチル、および過硫酸/重亜硫酸アンモニウム等の酸化還元開始剤系が挙げられるが、これらに限定されない。]
[0107] 当該重合法で用いられるフリーラジカル開始剤の量は、合計の単量体濃度と用いられる単量体の種類に依存し、合計の単量体転化の99%超過を達成するためには、合計の単量体の分量の約0.2〜約5.0重量%の範囲であり得る。]
[0108] 当該重合は、酸素の実質的な非存在下で行われる。撹拌とともに真空を加えることによって、または、窒素またはアルゴン等の不活性気体で浄化することによって、反応媒体から酸素を除去することができる。その後、当該重合は、その不活性気体の雰囲気中で行うことができる。]
[0109] 有機置換基は、通常、反応性の酸素基または硫黄基によって(例えば、−O−または−S−を通じて)ナノ粒子に結合するが、一方で、上記化学式中のようなO−結合は、酸化物ナノ粒子の場合にはより好適である。有機置換基は、−O−、−S−、−COO−、−OCO−、−NR1CO−、−CONR1(Yに対して定義した通り)のような基を通じて有機ナノ粒子に結合することが好ましい。]
[0110] 一般的に、T1としてのRは少なくとも1つの陽イオン性基Lを含み、T1’としてのRは少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含み、T1”としてのRは少なくとも1つの部分Zを含み、このことは、Rが前記部分と同一であるか、あるいは、Rが前記部分のうち1つ以上によって置換されるとして理解されたい。1種の残基Rは通常、2つ以上、かつ2種以上の官能性部分(例えば、LとGを含むR、LとZを含むR、GとZを含むR、LとGとZを含むR)を含み得るが、パーソナルケアの観点から特に重要な成分は、式中、T1としてのRが少なくとも1つの陽イオン性基Lを含みかつGおよびZを全く含まず、T1’としてのRが少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含みかつLおよびZを全く含まず、T1”としてのRが少なくとも1つの部分Zを含みかつ反応基LおよびGを全く含まない成分である。それによって、官能性部分L、G、およびZはRに直接結合し得るか、あるいは、Q1、Q2、またはQ3等のスペーサー基の上方で結合され得る。]
[0111] Zは、例えば、ハロゲン、CN、NO2、アルキル、アリール、アルキルアリール、2,6−ポリシロキサン、ジアルキルフェノール、(過)ハロゲン化アルキル、(過)ハロゲン化アリール、(過)ハロゲン化ポリプロピレングリコール、水酸化アルキル、水酸化アリール、水酸化アルキルアリール、アンモニウム塩、ホスホニウム塩、スルホニウム塩、アミン、カルボン酸塩、陽イオン性基、陰イオン性基、硫化物、多環式基、複素環式基、金属錯体、または重合体、これらの誘導体を含むそれぞれのものから選択されてよい。特に興味深いのは、以下のものとしてのZである:例えば、ポリジメチルシロキサン(構造単位、]
[0112] を含むことを特徴とする(以下を参照されたい))、およびその誘導体から選択されるポリシロキサン部分、
例えば、ハロゲン化アルキル、ハロゲン化アリール、ハロゲン化アルキルアリール、過ハロゲン化アルキル、過ハロゲン化アリール、過ハロゲン化アルキルアリール等の過ハロゲン化部分から選択されるハロゲン化部分、
例えば、アンモニウム塩、ホスホニウム塩、スルホニウム塩から選択される陽イオン性部分またはアンモニウム部分、あるいは、陰イオン性部分。]
[0113] Zは、例えば、−(CF2)f−CF3を含む(過)ハロゲン化部分であり得、式中、fは0〜100の数であって、
ポリシロキサン部分の例としては、下記化学式、]
[0114] の部分が挙げられ、
陽イオン性部分の例としては、下記化学式、]
[0115] の部分が挙げられ、
Q1は、O、S、またはNR9であって、
Q2は、O、S、NR9、COO、OCO、CONR9、NR9CO、CO、単結合、またはC1〜C6のアルキレンであって、
Rs1、Rs2、またはRs3は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、酸素または硫黄で割り込まれたC1〜C25のアルキル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、−CH2−CH=CH2、]
[0116] であって、
Rs4、Rs5、またはRs6は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、酸素または硫黄で割り込まれたC1〜C25のアルキル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、−CH2−CH=CH2、]
[0117] であって、
R200、R201、またはR202は、互いに独立してRGであって、
RGは、水素、C1〜C20のアルキル、C5〜C12のシクロアルキル、フェニル、ナフチル、ビフェニル、1つ以上のDによって置換されたC1〜C20のアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、または、1つ以上のDによって置換されたフェニルであって、
fは、0〜100の数であって、
pは、0〜100の数であって、
qは、0〜100の数である。]
[0118] 本発明による成分a)のパーソナルケア組成物における使用に適切なナノ粒子は、通常上記で定義されたような化学式Iを有する。]
[0119] 1種のナノ粒子または異なるナノ粒子の混合物は、本発明によるパーソナルケア組成物および方法において用いることができる。]
[0120] 当該ナノ粒子核は、濃密でも多孔質でもよい。]
[0121] 当該核ナノ粒子は通常1種のみの物質から成るが、別の物質(例えば、有機重合体物質、または別の無機酸化物)による1つ以上の層によって被覆される1種の物質(例、金属、または無機酸化物)から成る内核を含む核ナノ粒子を使用することが代替的に可能である。]
[0122] 当該核ナノ粒子は通常、その表面上にある前記無機物質を表し、前記物質のうち1種から成ることが好ましい。]
[0123] 当該無機ナノ粒子(核)は、ゾルゲル法、蒸着法などによって製造することができ、当該有機ナノ粒子は、例えば、マイクロカプセル化法(例えば、国際特許出願公開第2005/023878号に記載されている)によって製造することができる。例えば、Nissan Chemical American Corporation製のMT-ST(酸化ケイ素のナノ粒子)、三菱マテリアル株式会社製のT-1(ITO)、三井金属鉱業株式会社製のPasstran(ITO、ATO)、石原産業株式会社製のSN-100P(ATO)、シーアイ化成株式会社製のNanoTek ITO、日産化学工業株式会社製のATOおよびFTOとしての無機ナノ粒子、ならびに、その他のナノ粒子(例えば、国際特許出願公開第2004/090053号に記載されている)は、例えば、水、メチルエチルケトン、またはアルコール中において、例えば、分散液として市販されている。]
[0124] 化学式(I)の化合物の調製は、例えば、国際特許出願公開第06045713号、または国際特許出願公開第05040289号、およびこれらの特許出願公開で引用されている文献、または特許文献US−A−2004−138343に記載されているような当該分野で知られている方法と、あるいは、以下の実施例と類似して行われてよい。一般的には、当該粒子表面は、活性結合基を導入する適切なシラン結合剤で最初に変性され、これはその後、所望の1つまたは複数の官能性を導入する1種または複数種の薬品と反応する。代替的に、その変性されない粒子は、所望の1つまたは複数の官能性を含む1種以上の結合剤と直接反応し得る。2種以上の変性剤との反応は、同時に行われても後に続いて行われてもよい。]
[0125] 上述のような様々な成分(例えば、重合可能な部分、または、添加剤等のその他の官能性成分)は、シリカ、アルミナ、および酸化アルミニウムケイ素等のナノ粒子表面に化学結合されてよい。可能な合成経路としては、下記の経路が挙げられる:
1)−SHまたは−NH2等の活性結合基を示す粒子(例えば、国際特許出願公開第06045713号の実施例1に従うか、あるいは類似して調製した)は、例えば、エステル基、エポキシ基、カルボキシ基、カルボニル基、アクリル基、メタクリル基、アルキルハロゲン化物基、アルキル硫酸基、無水物基、末端二重結合基、ニトリル基、およびα,β−不飽和カルボニル基から選択される官能基を有する添加剤で変性された表面に容易になり得る。これらの物質の化学的性質とその有機分子合成(求核置換、求核付加、マイケル付加、開環反応、ラジカル付加など等)は十分に知られているか、あるいは、本発明の固相有機化学に容易に適合することができる(国際特許出願公開第06045713号の実施例9、10、11なども参照されたい)。
2)エステル基、エポキシ基、カルボキシ基、カルボニル基、アクリル基、メタクリル基、アルキルハロゲン化物基、アルキル硫酸基、無水物基、末端二重結合基、ニトリル基、および、例えば、α,β−不飽和カルボニル基等のその表面上に官能基を示す粒子は、上述の化学反応を伴う−SH、RNH、または−NH2のような基を有する添加剤と容易にさらに反応し得る。
3)−OH、RNH、または−NH2の基を含む添加剤等の成分は、塩基性条件下で塩化アクリロイルを用いることにより活性化されて官能性アクリル酸塩を生じ得(アクリル化)、これは、マイケル付加を用いることによって−SH基または−NH2基を有する粒子と容易に反応し得、1)および2)で述べた官能基を生じるその他の合成は十分に知られており、かつ一般的な化学文献に記載されている。
4)添加剤等の成分は、アルコキシシラン等の反応剤を用い、1)、2)、または3)で述べたような官能基および機構を用いることによって官能化され得、その後、その粒子表面(例えば、最先端のシラン化反応を用いたナノシリカ等の酸化粒子表面)上に直接接合され得る。]
[0126] 一般的に、当該反応は、溶媒を用いることなく、例えば、溶媒として作用する液体である反応成分のうち1つで行うことができる。しかしながら、不活性溶媒中で当該反応を行うことも可能である。適切な溶媒の例は、例えば、アルカンとアルカンの混合物、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、またはキシレン等の脂肪族または芳香族の炭化水素、メタノール、イソプロパノール、またはエタノールのようなアルコール、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)のようなエーテルである。水または溶媒の水性混合物も適切である。]
[0127] 当該反応は、開始物質および用いられる溶媒に適合した温度で都合よく行われる。当該温度、および、対応する反応に必要とされるその他の反応条件は一般的に知られており、技能工によく知られている。当該反応生成物は、一般的で習慣的な方法によって、例えば、遠心分離、沈殿、蒸留、再結晶などを用いて分離および精製することができる。]
[0128] 異なるラジカルにおける化学式(I)において定義された官能基の意味を、以下に説明する。]
[0129] C1〜C20のアルキル等のアルキルは直線状または分岐状であり、例えば、C1〜C18のアルキル、C1〜C14のアルキル、C1〜C12のアルキル、C1〜C8のアルキル、C1〜C6のアルキル、またはC1〜C4のアルキルである。明確な例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、2,4,4−トリメチルペンチル、2−エチルヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、イコシルである。]
[0130] 1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキルは、O、S、COO、OCO、CO、NR9、NCOR9、CONR9、OCOO、OCONR9、NR9COO、SO2、SO、]
[0131] CR9=CR10、または、]
[0132] N=C−R9、R9C=N、フェニレン、および、Dによって置換されたフェニレンによって、1〜20回、例えば、1〜15回、1〜10回、1〜8回、1〜6回、1〜5回、1〜3回、1〜2回、あるいは1回または2回割り込まれる。当該アルキルは直線状または分岐状である。これは、例えば、−CH2−O−CH2−、]
[0133] −CH2−S−CH2−、−CH2−N(CH3)−CH2−、−CH2CH2−O−CH2CH2−、−[CH2CH2O]y−、−[CH2CH2O]y−CH2−、例えば、y=1〜10である場合、−(CH2CH2O)7CH2CH2−、−CH2−CH(CH3)−O−CH2−CH(CH3)−、または、−CH2−CH(CH3)−O−CH2−CH2CH2−等の構造単位を生み出す。O原子を遮断することは不連続的である。EがOである場合、割り込まれたアルキルの構造単位も、多様な鎖長の従来のポリエチレングリコール、またはポリプロピレングリコール、またはポリテトラヒドロフランから生じ得る。好適なのは、例えば、ポリエチレングリコールに関しては最大35,000の分子量、ポリプロピレングリコールに関しては最大35,000の分子量、ポリテトラヒドロフランに関しては最大50,000の分子量を有する、市販のポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、およびポリテトラヒドロフランから生じるこのような構造物である。]
[0134] 割り込まれたC2〜C20のアルキルは、例えば、C2〜C18のアルキル、C2〜C15のアルキル、C2〜C12のアルキル、C2〜C10のアルキル、C2〜C8のアルキル、C2〜C5のアルキル、C2〜C3のアルキルである。1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、C2〜C18のアルキル、C2〜C15のアルキル、C2〜C12のアルキル、C2〜C10のアルキル、C2〜C8のアルキル、C2〜C5のアルキル、C2〜C3のアルキルは、最大で対応するC原子の数の1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキルに与えられたものと同一の意味を有する。]
[0135] 互いに組み合わされた定義のうち何れかが連続したO原子を生じる場合、これらは、本明細書の文脈において、化学式Iの化合物中で排除されると考慮されたい。]
[0136] C2〜C20のアルケニルラジカルは、単不飽和または多不飽和、直線状または分岐状であり、例えば、C2〜C12のアルケニル、C2〜C10のアルケニル、C2〜C8のアルケニル、C2〜C6のアルケニル、またはC2〜C4のアルケニルである。例は、アリル、メタリル、ビニル、1,1−ジメチルアリル、1−ブテニル、3−ブテニル、2−ブテニル、1,3−ペンタジエニル、5−ヘキセニル、または7−オクテニルであり、特にアリルまたはビニルである。]
[0137] 1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニルは、割り込まれたアルキルに関して記載されたものと同様の単位を生み出し、式中、1つ以上のアルキレン単位は不飽和単位によって交換され、すなわち、当該割り込まれたアルケニルは、単不飽和または多不飽和、かつ、直線状または分岐状である。]
[0138] C5〜C12のシクロアルキルは、例えば、C4〜C12のシクロアルキル、C5〜C10のシクロアルキルである。例は、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル、シクロドデシルであり、特にシクロペンチルとシクロヘキシルであり、好ましくはシクロヘキシルである。本出願の文脈にあるC5〜C12のシクロアルキルは、1個の環を少なくとも含むアルキルとしても理解されたい。例えば、メチルシクロペンチル、メチルシクロヘキシル、またはジメチルシクロヘキシル、]
[0139] ならびに、架橋または融合した環系(例えば、]
[0140] など)は、当該用語によって含まれることも意図されている。]
[0141] C2〜C20のアルキニルラジカルは、単不飽和または多不飽和、直線状または分岐状であり、例えば、C2〜C8のアルキニル、C2〜C6のアルキニル、またはC2〜C4のアルキニルである。例は、エチニル、プロピニル、ブチニル、1−ブチニル、3−ブチニル、2−ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、2−ヘキシニル、5−ヘキシニル、オクチニルなどである。]
[0142] C5〜C12のシクロアルキレン(C5〜C12のシクロアルキルジイル)は、例えば、C5〜C10のシクロアルキレン、C5〜C8のシクロアルキレン、C5〜C6のシクロアルキレンである。例は、シクロペンチレン、シクロヘキシレン、シクロオクチレン、シクロドデシレンであり、特にシクロペンチレンとシクロヘキシレンであり、好ましくはシクロヘキシレンである。本出願の文脈にあるC5〜C12のシクロアルキレンは、1個の環を少なくとも含むアルキレン(アルカンジイル)としても理解されたい。例えば、メチルシクロペンチレン、メチルシクロヘキシレン、またはジメチルシクロヘキシレン、]
[0143] ならびに、架橋または融合した環系(例えば、]
[0144] など)は、当該用語によって含まれることも意図されている。]
[0145] 任意のアリールラジカルは通常、6〜14個の炭素原子の芳香族炭化水素部分を表し、特定の例は、フェニル、α−ナフチル、またはβ−ナフチル、ビフェニリルである。]
[0146] C7〜C9のフェニルアルキルは、例えば、ベンジル、フェニルエチル、α−メチルベンジル、フェニルプロピル、またはα,α−ジメチルベンジルであり、特にベンジルである。]
[0147] C1〜C24のアシルとしてのR101等の任意のアシルラジカルは通常、脂肪族でも芳香族でもよいC1〜C24のカルボン酸のモノアシル残基から選択され、例は、−CO−C1〜C23のアルキル、−CO−フェニル、COOR1’、またはCOOH、またはCOOMe’によって置換される−CO−アルキル(そこで、合計のCO、アルキルとCOOR1’、またはCOOH、またはCOOMe’の部分における炭素原子の総数が3〜24の範囲である)、R1’、COOR1’、COOH、および/またはCOOMe’によって置換される−CO−フェニル(そこで、存在するCO、フェニル、R1’および/またはCOOR1’、COOH、COOMe’における炭素原子の総数が合計で8〜24の範囲である)としてのR101が挙げられ、一方で、R1’は上記で定義されたような炭素原子の範囲内のアルキルであり、好ましくはC1〜C4のアルキルであり、Me’は、Mc、特にLi+、Na+、K+に関して下記に定義されるように、1+または2+の酸化状態にある金属陽イオンの同等物である。好適なアシルは、ホルミル、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、ウンデカノイル(トリメチルアセチル等の直鎖ならびに分岐状の異型をそれぞれ含む)、ドデカノイル、アクリロイル、メタクリロイル、ペンテノイル、シナモイル、シクロペンタノイル、シクロヘキサノイル、シクロヘプタノイル、ベンゾイル、フェニルアセチル、ヒドロキシベンゾイル、メチルベンゾイル等のC1〜C12のモノカルボン酸の残基であり、より好適なのはC2〜C8のアルカノイルであり、特にアセチルである。]
[0148] 置換されたフェニルは1〜4回、例えば、1回、2回、または3回、特に1回置換される。当該置換基は、例えば、そのフェニル環の2位、3位、4位、2,4位、2,6位、2,3位、2,5位、2,4,6位、2,3,4位、2,3,5位にある。]
[0149] ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素、およびヨウ素である。アルキルがハロゲンによって1回以上置換される場合、その時、例えば、そのアルキルラジカル上に1〜3個の、あるいは1個または2個のハロゲン置換基がある。]
[0150] MCは無機陽イオンまたは有機陽イオンであり、n価の陽イオンとしてのMCは、例えば、一価の陽イオンであるMC1、二価の陽イオンであるMC2、三価の陽イオンであるMC3、または、四価の陽イオンであるMC4である。MCは、例えば、Li+、Na+、K+、Cs+等の+1の酸化状態にある金属陽イオン、アンモニウム陽イオン、ホスホニウム陽イオン、ヨードニウム陽イオン、またはスルホニウム陽イオン等の「オニウム」陽イオン、Mg2+、Ca2+、Zn2+、Cu2+等の+2の酸化状態にある金属陽イオン、Al3+等の+3の酸化状態にある金属陽イオン、Sn4+またはTi4+等の+4の酸化状態にある金属陽イオンである。オニウム陽イオンの例は、アンモニウム、テトラアルキルアンモニウム、トリアルキルアリールアンモニウム、ジアルキルジアリールアンモニウム、トリアリールアルキルアンモニウム、テトラアリールアンモニウム、テトラアルキルホスホニウム、トリアルキルアリールホスホニウム、ジアルキルジアリールホスホニウム、トリアリールアルキルホスホニウム、テトラアリールホスホニウムである。例えば、N+RA1RA2RA3RA4、またはP+RA1RA2RA3RA4において、RA1、RA2、RA3、RA4は、互いに独立して、水素、C1〜C20のアルキル、フェニル、OHまたはフェニルによって置換されたC1〜C20のアルキル、OHまたはC1〜C4のアルキルによって置換されたフェニルである。]
[0151] MC1は、例えば、+1の酸化状態にある金属陽イオンの、N+RA1RA2RA3RA4またはP+RA1RA2RA3RA4であり、式中、RA1、RA2、RA3、RA4は、互いに独立して、水素、C1〜C20のアルキル、フェニル、OHまたはフェニルによって置換されたC1〜C20のアルキル、OHまたはC1〜C4のアルキルによって置換されたフェニルである。MC1は、好ましくは、Li+、Na+、K+、Cs+、N+RA1RA2RA3RA4、またはP+RA1RA2RA3RA4であり、具体的には、Li+、Na+、K+、N+RA1RA2RA3RA4、またはP+RA1RA2RA3RA4である。]
[0152] MC2は、例えば、Mg2+、Ca2+、Zn2+等の、例えば、+2の酸化状態にある金属陽イオンであり、MC2はMg2+またはCa2+であることが好ましい。]
[0153] MC3は、例えば、Al3+等の、+3の酸化状態にある金属陽イオンであって、MC4は、例えば、Sn4+またはTi4+等の、+4の酸化状態にある金属陽イオンである。一価の陽イオンであるMC1が好適である。]
[0154] MAは無機陰イオンまたは有機陰イオンであり、n価の陰イオンとしてのMAは、例えば、一価の陰イオンであるMA1、二価の陰イオンであるMA2、三価の陰イオンであるMA3、または、四価の陰イオンであるMA4である。]
[0155] MA1は、例えば、F−、Cl−、Br−、I−、OH−、C1〜C20−COO−、C6〜C12のアリール−COO−、C7〜C9のアルキルフェニル−COO−、C1〜C20−SO3−、ハロゲン化C1〜C20−SO3−、C7〜C9のアルキルフェニル−SO3−、または、C6〜C12のアリール−SO3−であり、MA1は、F−、Cl−、Br−、I−、OH−、C1〜C20−COO−、CF3−COO−、C1〜C20−SO3−、CF3−SO3−、または、C7〜C9のアルキルフェニル−SO3−であることが好ましく、MA1は、Cl−、Br−、または、C1〜C6−COO−であることがより好ましく、
MA2は、例えば、CO32−、SO42−、−OOC−C1〜C8のアルキレン−COO−、または、−OOC−フェニレン−COO−であり、MA2は、CO32−、SO42−、]
[0156] または、]
[0157] であることが好ましく、MA2は、CO32−またはSO42−であることがより好ましく、
MA3は、例えば、PO43−、または、]
[0158] であって、
MA4は、例えば、]
[0159] である。一価の陰イオンであるMA1が好適である。]
[0160] 当該ラジカルの定義のために上記で与えられた例は、特許請求の範囲を考慮して例示的かつ非限定的であると考えられる。]
[0161] 本文における用語「および/または」または「または/および」は、定義された選択肢(置換基)のうち1種だけでなく、定義された選択肢(置換基)のうち何種かが同時に、すなわち、異なる選択肢(置換基)の混合物もまた存在し得ることを表すことを意図されている。]
[0162] 用語「少なくとも」は、1つまたは2つ以上、例えば、1つ、または2つ、または3つなどを定義することを意図されている。]
[0163] 用語「随意に置換される(された)」は、この用語が指すラジカルが置換されないか置換されるかの何れか一方であることを意味する。]
[0164] 本明細書およびその後の特許請求の範囲の全体を通して、本文が他に要求しない限り、単語「含む(comprise)」、あるいは、「含む(comprises)」または「含む(comprising)」等の変形は、一つの述べた完全体もしくはステップ、またはグループの述べた完全体もしくはステップの包含を含意するが、その他の任意の完全体もしくはステップ、またはグループの完全体もしくはステップの排除を含意しないと理解されたい。]
[0165] 本発明によるパーソナルケア組成物における化学式Iの上記陽イオン性ナノ粒子は、単独で、あるいは、互いのナノ粒子、またはさらなる既知のナノ粒子、ならびに原則としては、ナノ粒子変性表面を形成する任意の化合物および混合物との任意の組み合わせで用いられてよい。]
[0166] 本発明によるパーソナルケア製品の中に含まれる組成物における化学式Iの上記陽イオン性ナノ粒子は、単独で、あるいは、互いのナノ粒子、またはさらなる既知のナノ粒子、ならびに原則としては、ナノ粒子変性表面を形成する任意の化合物および混合物との任意の組み合わせで用いられてよい。]
[0167] 本発明の化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子は、当該パーソナルケア組成物中に完全に溶解し得るか、または部分的に溶解し得る。化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子は、粒子または錯体の形態で当該パーソナルケア組成物中にあり得る。]
[0168] 化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子の粒子に対する決定的な大きさの制限は全くないものの、約0.001〜約500μmの大きさを有する粒子が特に有利である。本発明の別の実施形態は、約0.01〜300μmの化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子の粒径である。本発明の別の実施形態は、約1〜300μmの化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子の粒径である。本発明の別の実施形態は、約5〜200μmの化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子の粒径である。本発明の別の実施形態は、約10〜200μmの化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子の粒径である。本発明の別の実施形態は、約10〜100μmの化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子の粒径である。本発明の別の実施形態は、約10〜50μmの化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子の粒径である。]
[0169] 本発明の陽イオンナノ粒子は、様々な物理的形態、すなわち、溶液、分散液、懸濁液、顆粒、粉末、溶球、ブロックなどで存在し得る。溶液、分散液、懸濁液などのような液体形態の場合では、その液相は、大豆油、エステル油、または鉱油等の分散液のように、水性および/または非水性であり得る。非水性溶媒または分散媒体として好適な炭化水素としては、Exxon社製のESCAID 110、Condea Vista社製のLPA 170、およびPenreco社製のCONOSOL 200、芳香族化合物/パラフィン/ナフタレンの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。]
[0170] 用語「有効量」は、例えば、所望の効果を達成するのに必要な量を意味する。]
[0171] 当該パーソナルケア組成物の化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子は、好ましくは当該組成物の約50重量%しか占めず、より好ましくは当該パーソナルケア組成物の約25重量%しか占めず、さらにより好ましくは約7重量%しか占めず、なおより好ましくは約5重量%しか占めない。当該パーソナルケア組成物の化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子は、好ましくは当該パーソナルケア組成物の少なくとも約0.0001重量%を占め、より好ましくは少なくとも約0.01重量%を占め、さらにより好ましくは少なくとも約0.1重量%を占め、なおより好ましくは当該組成物の少なくとも約0.2重量%を占める。]
[0172] 本発明のパーソナルケア組成物は、さらなる従来の添加剤、例えば、紫外線(UV)吸収剤および酸化防止剤を含んでよい。]
[0173] 従って、本発明は、
(a)有効量の化学式(I)の少なくとも1つの陽イオン性ナノ粒子であって、]
[0174] 式中、
当該核ナノ粒子は、無機物質または有機物質を含み、式中、
Aは、核ナノ粒子表面に共有結合し、少なくとも1つの陽イオン性基Lを含む有機置換基であって、
Bは、核ナノ粒子表面に共有結合し、少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含む有機置換基であって、
Cは、少なくとも1つの官能基Zを含む核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基であって、
aは1〜naの数であって、
bは0〜nbの数であって、
cは0〜ncの数であって、
式中、na+nb+ncの合計は1から最大nlの数であり、式中、nlは、核ナノ粒子の形状と表面積、および、それぞれの置換基A、B、Cの立体的条件によって限定される陽イオン性ナノ粒子と、
(b)化粧品的に許容可能な補助剤と、
(c)紫外線吸収剤、酸化防止剤、トコフェロール、酢酸トコフェロール、ヒンダードアミン光安定剤、錯体形成剤、光沢剤、界面活性剤、およびポリ有機シロキサンから成る群から選択される少なくとも1種の化合物と、
を含むパーソナルケア組成物にさらに関連する。]
[0175] 成分a)の化学式(I)の置換基および/または基の定義は、上記で定義された通りである。]
[0176] 本発明の成分(c)の追加の添加剤は、例えば、2001年5月1日に出願された米国同時係属出願第09/830,788号、および、2001年5月1日に出願された第09/830,787号で開示されている添加剤である。これらの同時係属出願の開示は、本明細書によって参照することにより盛り込まれる。これらの出願は、国際特許出願公開第00/25730号、および国際特許出願公開第00/25731号として公開されている。]
[0177] 当該UV(紫外線)吸収剤は、例えば、2H−ベンゾトリアゾール類、s−トリアジン類、ベンゾフェノン類、α−シアノアクリル酸塩類、オキサニリド類、ベンズオキサジノン類、安息香酸塩類、および桂皮酸α−アルキル類から成る群から選択される。]
[0178] 当該UV吸収剤は、例えば、下記のものである:
2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、
2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、
2,4−ビス(2−ヒドロキシ−4−プロピルオキシフェニル)−6−(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、
2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−4,6−ビス(4−メチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、
2−(2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシフェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、
2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−ブチルオキシプロピルオキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、
2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−オクチルオキシプロピルオキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、
2−[2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−トリデシルオキシプロピルオキシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、
5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、
2−(2−ヒドロキシ−3−ドデシル−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、
5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、
ビス(3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−2−ヒドロキシ−5−tert−オクチル)メタン、
2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、
2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−アミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、
2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−α−クミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、
2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−tert−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、
2−(2−ヒドロキシ−5−tert−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、
3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシ−5−(1−メチルプロピル)ベンゼンスルホン酸モノナトリウム塩、
3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)ヒドロ桂皮酸とそのナトリウム塩、
ヒドロ桂皮酸12−ヒドロキシ−3,6,9−トリオキサドデシル−3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)、
ヒドロ桂皮酸オクチル3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)、
4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−2−(4−(3−ドデシルオキシ*−2−ヒドロキシプロポキシ)−2−ヒドロキシフェニル)−s−トリアジン(*はC12〜C14のオキシ異性体の混合物である)、
4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−2−(4−オクチルオキシ−2−ヒドロキシフェニル)−s−トリアジン、
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、
2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ−5,5’−ジスルホベンゾフェノンとそのジナトリウム塩、
2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、
2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、
4−アミノ安息香酸、
2,3−ジヒドロキシプロピル−4−アミノ安息香酸、
3−(4−イミダゾリル)アクリル酸、
2−フェニル−5−ベンズイミダゾールスルホン酸、
N,N,N−トリメチル−α−(2−オキソ−3−ボルニリデン)−p−トルイジニウム硫酸メチル、
5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−メトキシベンゼンスルホン酸とそのナトリウム塩、
塩化3−(4−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェノキシ)−2−ヒドロキシ−N,N,N−トリメチル−1−プロパナミニウム、
塩化3−[4−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシフェノキシ]−2−ヒドロキシ−N,N,N−トリメチル−1−プロパナミニウム、
2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、および、
2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン(Uvinul(登録商標)3049)。]
[0179] 例えば、適切なUV吸収剤は下記のものから選択される:
3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシ−5−(1−メチルプロピル)ベンゼンスルホン酸モノナトリウム塩、
3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)ヒドロ桂皮酸ナトリウム塩、
2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、
2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−アミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、
4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−2−(4−(3−ドデシルオキシ*−2−ヒドロキシプロポキシ)−2−ヒドロキシフェニル)−s−トリアジン(*はC12〜C14のオキシ異性体の混合物である)、
ヒドロ桂皮酸12−ヒドロキシ−3,6,9−トリオキサドデシル−3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)、
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、
2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ−5,5’−ジスルホベンゾフェノンとそのジナトリウム塩、
2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、
塩化3−(4−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェノキシ)−2−ヒドロキシ−N,N,N−トリメチル−1−プロパナミニウム、
塩化3−[4−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシフェノキシ]−2−ヒドロキシ−N,N,N−トリメチル−1−プロパナミニウム、
5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−メトキシベンゼンスルホン酸とそのナトリウム塩、および、
2−(2−ヒドロキシ−3−α−クミル−5−tert−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール。]
[0180] 追加の適切な酸化防止剤は、例えば、ヒンダードフェノールおよびベンゾフラノンの安定剤から選択される。]
[0181] 適切な酸化防止剤は、例えば、]
[0182] から成る群から選択される。]
[0183] 成分(c)のヒンダードアミン光安定剤(HALS)は、例えば、既知の市販化合物である。それらは、例えば、セバシン酸ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)、コハク酸ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)、セバシン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)、n−ブチル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロン酸−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)エステル、1−ヒドロキシエチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンとコハク酸の縮合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−tert−オクチルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−s−トリアジンの縮合物、ニトリロ三酢酸トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタンテトラオエート、1,1’−(1,2−エタンジイル)−ビス(3,3,5,5−テトラメチルピペラジノン)、4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、マロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−2−n−ブチル−2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルベンジル)、3−n−オクチル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4,5]デカン−2,4−ジオン、N,N−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−モルホリノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンの縮合物、2−クロロ−4,6−ジ(4−n−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンの縮合物、2−クロロ−4,6−ジ(4−n−ブチルアミノ−1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジル)−1,3,5−トリアジンと1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンの縮合物、8−アセチル−3−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,8−トリアザスピロ[4,5]デカン−2,4−ジオン、3−ドデシル−1−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、3−ドデシル−1−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)ピロリジン−2,5−ジオン、4−ヘキサデシルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンと4−ステアリルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの混合物、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと4−シクロヘキシルアミノ−2,6−ジクロロ−1,3,5−トリアジンの縮合物、1,2−ビス(3−アミノプロピルアミノ)エタンと、2,4,6−トリクロロ−1,3,5−トリアジンと、4−ブチルアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンの縮合物(CAS登録番号[136504−96−6])、(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−n−ドデシルスクシンイミド、2−ウンデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソスピロ[4,5]デカン、7,7,9,9−テトラメチル−2−シクロウンデシル−1−オキサ−3,8−ジアザ−4−オキソスピロ[4,5]デカンとエピクロロヒドリンの反応生成物、1,2,3,4−テトラカルボン酸テトラ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ブタン、1,2,3,4−テトラカルボン酸テトラ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4−イル)ブタン、2,2,4,4−テトラメチル−7−オキサ−3,20−ジアザ−21−オキソジスピロ[5.1.11.2]ヘンエイコサン、8−アセチル−3−ドデシル−1,3,8−トリアザ−7,7,9,9−テトラメチルスピロ[4,5]デカン−2,4−ジオン、]
[0184] (式中、mは5〜50の値である)、]
[0185] から成る群から選択される。]
[0186] 成分(c)の錯体形成剤は、例えば、窒素含有の錯体形成剤、またはポリ陰イオン由来の天然多糖類であり、例えば、キチン誘導体(例えば、スルホキチン、カルボキシメチルキチン、ホスホキチン)、またはキトサン誘導体(例えば、スルホキトサン、カルボキシメチルキトサン、またはホスホキトサン)等の、リン酸塩基、ホスホン酸塩基、またはメチルホスホン酸塩基を含むものである。]
[0187] 成分(c)の錯体形成剤は、例えば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、β−アラニン二酢酸(EDETA)、または、エチレンジアミン二コハク酸(EDDS)、]
[0188] 下記化学式と一致するアミントリメチレンリン酸(ATMP)、]
[0189] 下記化学式と一致するセリン二酢酸(SDA)、]
[0190] 下記化学式と一致するアスパラギン二酢酸、]
[0191] および、
下記化学式と一致するメチルグリシン二酢酸(MGDA)、]
[0192] から成る群から選択される。]
[0193] 成分(c)のポリ有機シロキサンは、例えば、国際特許出願公開第2001/41719号、米国特許第6,432,894号、米国特許第6,383,995号、米国特許出願公開第2004/0105832号、および、米国特許第6,403,542号に列挙されており、当該米国特許文献は、本明細書で参照することにより盛り込まれる。]
[0194] 当該パーソナルケア組成物の成分(c)は、好ましくは当該組成物の約10重量%しか占めず、より好ましくは当該パーソナルケア組成物の約7重量%しか占めず、さらにより好ましくは約5重量%しか占めず、なおより好ましくは約3重量%しか占めない。当該パーソナルケア組成物の成分(c)は、好ましくは当該パーソナルケア組成物の少なくとも約0.0001重量%を占め、より好ましくは少なくとも約0.01重量%を占め、さらにより好ましくは少なくとも約0.1重量%を占め、なおより好ましくは当該組成物の少なくとも約0.2重量%を占める。]
[0195] 本発明の化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子は、パーソナルケア組成物またはパーソナルケア製品のために、具体的には、入浴製品としてのスキンケア製品、香料と臭気物質を含む調製物、ヘアケア製品、磨歯剤、脱臭性および制汗性の調製物、装飾調製物、光保護調合物、および、有効成分を含む調製物における使用のために特に適切である。]
[0196] 適切なスキンケア製品は、具体的には、ボディーオイル、ボディーローション、ボディーゲル、処理用クリーム、皮膚保護軟膏、剃毛用泡沫または剃毛用ゲル等の剃毛組成物、ベビーパウダー等のスキンパウダー、保湿ゲル、保湿スプレー、再活性化ボディースプレー、セルライトゲル、および剥離調製物である。]
[0197] 香料と臭気物質を含む調製物は、具体的には、芳香剤、香水、および剃毛用ローション(剃毛後用調製物)である。]
[0198] 適切なヘアケア製品は、例えば、人間用シャンプー、および動物(具体的には犬および猫)用シャンプー、ヘアコンディショナー、整髪用製品および毛髪処理用製品、パーマ剤、ヘアスプレーおよびヘアラッカー、毛髪用ゲル、毛髪固定剤、ならびに毛髪用染料または漂白剤である。]
[0199] 適切な磨歯剤は、具体的には、歯磨きクリーム、歯磨き粉、洗口液、洗口剤、歯石防止用調製物、および義歯用洗浄剤である。]
[0200] 適切な装飾調製物は、具体的には、口紅、マニキュア液、アイシャドウ、マスカラ、乾燥湿潤化粧品、ルージュ、パウダー、脱毛剤、および日焼け止めローションである。]
[0201] 有効成分を含む適切な化粧品調合物は、具体的には、ホルモン調製物、ビタミン調製物、植物抽出調製物、および抗菌調製物である。]
[0202] 本発明のパーソナルケア組成物つまりパーソナルケア製品は、クリーム、軟膏、ペースト、泡沫剤、ゲル、ローション、パウダー、化粧品、スプレー、スティック、およびエアロゾルの形態であり得る。本発明の化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子は、油相中、または水相中、または水/アルコール相中に存在し得る。]
[0203] クリーム類は、50%を超える水を含む水中油型乳剤である。当該クリームに用いられている油含有の主成分は通常、主に脂肪アルコール類(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、またはステアリルアルコール)、脂肪酸類(例えば、パルミチン酸、またはステアリン酸)、液体〜固体の蝋(例えば、ミリスチン酸イソプロピル、または蜜蝋)、および/またはパラフィンオイル等の炭化水素化合物である。適切な乳化剤は、対応する非イオン性乳化剤(例えば、ポリグリセロール脂肪酸エステル、または、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エーテル(TWEEN(商標))等の、酸化エチレン付加物のポリアルコールの脂肪酸エステル)等の親水性を主に有する界面活性剤と、脂肪アルコールスルホン酸塩のアルカリ金属塩、硫酸セチルナトリウム、または硫酸ステアリルナトリウム等の、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、またはそのエステル、またはその対応するイオン性乳化剤とであり、これらは通常、セチルアルコールまたはステアリルアルコール等の脂肪アルコールとともに用いられる。加えて、クリーム類は、蒸発中の水分損失を減少させる薬品(例えば、グリセロール、ソルビトール、プロピレングリコール、および/またはポリエチレングリコール等のポリアルコール)を含む。]
[0204] 軟膏は、最大70%、例えば、20〜50%以下の水または水相を含む油中水型乳剤である。当該油含有相は、パラフィンオイル、および/または、例えば、ヒドロキシ化合物(例えば、水分吸収を改善するためのセチルアルコールまたは羊毛脂等の脂肪アルコールまたはそのエステル)を含む固体パラフィン等の炭化水素を圧倒的に含む。乳化剤は、ソルビタン脂肪酸エステル等の対応する脂溶性物質である。加えて、当該軟膏は、ポリアルコール(例えば、グリセロール、プロピレングリコール、ソルビトール、および/またはポリエチレングリコール)等の保湿剤、ならびに防腐剤を含む。]
[0205] 濃厚なクリーム類は無水物調合物であり、パラフィン、天然脂肪または部分合成脂肪(例えば、ココヤシ脂肪酸トリグリセリド)、あるいは、例えば硬化油およびグリセロール部分脂肪酸エステル等の炭化水素化合物を基礎として製造される。]
[0206] ペースト類は、分泌液を吸収する粉末成分(例えば、二酸化チタンまたは酸化亜鉛等の金属酸化物)を含み、同様に水分または吸収された分泌液を拘束する獣脂および/またはケイ酸アルミニウムも含むクリームおよび軟膏である。]
[0207] 泡沫剤は、エアロゾル形態にある液状水中油型乳剤である。炭化水素化合物は、とりわけ、油含有相(例えば、パラフィンオイル、セチルアルコール等の脂肪アルコール類、ミリスチン酸イソプロピル等の脂肪酸エステル類、および/または蝋)に対して用いられる。適切な乳化剤は、とりわけ、親水性を主に有する乳化剤(例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル)の混合物であり、同様に、脂溶性を主に有する乳化剤(例えば、ソルビタン脂肪酸エステル)でもある。市販の添加剤類(例えば、防腐剤類)が通常付加的に使用される。]
[0208] ゲル類は、具体的には、ゲル形成剤類が分散または膨潤される有効物質、具体的には、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロースエーテル、または、植物性ヒドロコロイド(例えば、アルギン酸ナトリウム、トラガカントガム、またはアラビアガム)、および、ポリアクリル酸塩増粘剤系の水溶液または懸濁液である。当該ゲル類は、例えば、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等の、保湿剤および湿潤剤としてのプロピレングリコールまたはグリセロール等のポリアルコール類を付加的に含む。当該ゲル類は、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、フェノキシエタノールおよび同類のもの等の市販の防腐剤類をさらに含む。]
[0209] 下記は、本発明のパーソナルケア製品の例とそれらの成分の部分表である:]
[0210] ]
[0211] 本発明のパーソナルケア組成物は、染料、顔料、またはこれらの混合物をさらに含み得る。]
[0212] 従って、本発明は、
(a)有効量の化学式(I)の少なくとも1つの陽イオン性ナノ粒子であって、]
[0213] 式中、
当該核ナノ粒子は、無機物質または有機物質を含み、式中、
Aは、核ナノ粒子表面に共有結合し、少なくとも1つの陽イオン性基Lを含む有機置換基であって、
Bは、核ナノ粒子表面に共有結合し、少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含む有機置換基であって、
Cは、少なくとも1つの官能基Zを含む核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基であって、
aは1〜naの数であって、
bは0〜nbの数であって、
cは0〜ncの数であって、
式中、na+nb+ncの合計は1から最大nlの数であり、式中、nlは、核ナノ粒子の形状と表面積、および、それぞれの置換基A、B、Cの立体的条件によって限定される陽イオン性ナノ粒子と、
(b)化粧品的に許容可能な補助剤と、
(d)染料、または顔料、またはこれらの混合物と、
を含むパーソナルケア組成物にさらに関連する。]
[0214] 本発明による成分(d)の染料は、例えば、
HC型の直接毛髪染料(例えば、HC赤3号、HC青2号、および、International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook、第7版(1997年)で列挙されているその他全ての毛髪染料)のような溶媒中で可溶化し得る分散染料、あるいは、Color Index InternationalまたはSociety of Dyers and Colouristsで列挙されている分散染料と、
色釉薬(多くの陰イオン性染料のCa塩、Ba塩、またはAl塩のような、可溶な染料の不溶塩)と、
酸性染料(陰イオン性)、塩基性染料(陽イオン性)、直接染料、反応性染料、または溶媒染料のような、可溶な陰イオン性または陽イオン性の染料、
である。]
[0215] 一般的に、パーソナルケア組成物の着色のために、電磁放射の可視光(約4,000〜700nmの波長)に吸収を有する全ての物質が適切である。その吸収は、下記の発色団によってしばしば引き起こされる:
アゾ発色団、(モノ−、ジ−、トリス−、またはポリ−)スチルベン発色団、カロテノイド発色団、ジアリールメタン発色団、トリアリールメタン発色団、キサンテン発色団、アクリジン発色団、キノリン発色団、メチン発色団(ポリメチン発色団も同様)、チアゾール発色団、インダミン発色団、インドフェノール発色団、アジン発色団、オキサジン発色団、チアジン発色団、アントラキノン発色団、インジゴイド発色団、フタロシアニン発色団、および、さらなる合成発色団、天然発色団、および/または無機発色団。]
[0216] 本発明によれば、成分(d)の顔料としては、無機顔料、金属の酸化物と水酸化物、雲母、有機顔料、真珠光沢顔料、ケイ酸金属塩、多孔性物質、炭素、干渉顔料、および同類のものが挙げられる。]
[0217] 本発明に従って利用できる成分(d)の無機顔料の例は、ウルトラマリンブルー、ウルトラマリンバイオレット、プルシアンブルー、マンガンバイオレット、チタン被覆雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化鉄、水酸化鉄、二酸化チタン、低酸化チタン、水酸化クロムと酸化クロム、および炭素系顔料(例えば、カーボンブラック)である。これらの無機顔料の中では、ウルトラマリンブルーとプルシアンブルーが特に有利である。]
[0218] 本発明によれば、成分(d)の有用な有機顔料の範囲は、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、ナフトール顔料、ジオキサゾン顔料、アゾメチン顔料、アゾ縮合顔料、金属錯体顔料、ニトロ顔料、ぺリノン顔料、キノリン顔料、アントラキノン顔料、ベンズイミドゾロン顔料、イソインドリン顔料、イソインドリノン顔料、トリアリールメタン顔料、キナクリドン顔料、ヒドロキシアントラキノン顔料、アミノアントラキノン顔料、アントラピリミジン顔料、インダントロン顔料、フラバントロン顔料、ピラントロン顔料、アンタントロン顔料、イソビオラントロン顔料、ジケトピロロピロール顔料、カルバゾール顔料、インジゴ顔料、またはチオインジゴ顔料を含み得る。]
[0219] 本発明によれば、成分(d)の有機顔料の例は、C.I.15850、C.I.15850:1、C.I.15585:1、C.I.15630、C.I.15880:1、C.I.73360、C.I.12085、C.I.15865:2、C.I.12075、C.I.21110、C.I.21095、および、C.I.11680、C.I.74160、ならびに、C.I.45430、C.I.45410、C.I.45100、C.I.17200、C.I.45380、C.I.45190、C.I.14700、C.I.15510、C.I.19140、C.I.15985、C.I.45350、C.I.47005、C.I.42053、C.I.42090のジルコニウム、バリウム、またはアルミニウムのレーキである。]
[0220] C.I.は、染料染色学会(The Society of Dyers and Colourists)および米国繊維化学技術・色彩技術協会(The American Association of Textile Chemists and Colourists)によって編集された色指数を意味する。]
[0221] 本発明によれば、成分(d)の有機顔料の混合物が用いられてよい。]
[0222] 本発明によれば、成分(d)の無機顔料と有機顔料の混合物が用いられてよい。]
[0223] 本発明によれば、成分(d)の染料、有機顔料、および/または無機顔料の混合物が用いられてよい。]
[0224] 当該パーソナルケア組成物の成分(d)は、好ましくは当該組成物の約10重量%しか占めず、より好ましくは当該パーソナルケア組成物の約7重量%しか占めず、さらにより好ましくは約5重量%しか占めず、なおより好ましくは約3重量%しか占めない。当該パーソナルケア組成物の成分(d)は、好ましくは当該パーソナルケア組成物の少なくとも約0.0001重量%を占め、より好ましくは少なくとも約0.01重量%を占め、さらにより好ましくは少なくとも約0.1重量%を占め、なおより好ましくは当該組成物の少なくとも約0.2重量%を占める。]
[0225] 本発明によるパーソナルケア組成物は一般的に、ヒトおよび/または動物の皮膚および/または毛髪に塗布されてよい。]
[0226] 本発明の別の実施形態は、哺乳類のケラチン含有繊維の調整処理のための方法であり、前記方法は、1つ以上の化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含む、有効量のパーソナルケア組成物つまりパーソナルケア調合物と前記繊維を接触させるステップを含む。]
[0227] 本発明の別の実施形態は、哺乳類の皮膚の調整処理のための方法であり、前記方法は、1つ以上の化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含む、有効量のパーソナルケア組成物つまりパーソナルケア調合物と前記皮膚を接触させるステップを含む。]
[0228] 本発明の別の実施形態は、哺乳類のケラチン含有繊維の抗菌処理のための方法であり、前記方法は、1つ以上の化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含む、有効量のパーソナルケア組成物つまりパーソナルケア調合物と前記繊維を接触させるステップを含む。]
[0229] 本発明の別の実施形態は、哺乳類の皮膚の抗菌処理のための方法であり、前記方法は、1つ以上の化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含む、有効量のパーソナルケア組成物つまりパーソナルケア調合物と前記皮膚を接触させるステップを含む。]
[0230] 本発明の別の実施形態は、抗菌性のパーソナルケア組成物つまりパーソナルケア調合物の製造のための方法であり、前記方法は、前記パーソナルケア組成物つまりパーソナルケア調合物に、有効抗菌量の1つ以上の化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を取り込むステップを含む。]
[0231] 本発明によるパーソナルケア組成物は、多種多様なパーソナルケア調製物の中に含まれてよい。特に、例えば、下記の調製物が考慮される:
剃毛調製物(例えば、剃毛用石鹸、泡立ち剃毛クリーム、非泡立ち剃毛クリーム、泡沫剤とゲル、乾燥剃毛のための剃毛前用調製物、剃毛後用調製物、または剃毛後用ローション)、
スキンケア調製物(例えば、皮膚乳剤、多重乳剤または皮膚油、ボディーパウダー、熱油処理剤、および角質除去マスク)、
化粧用パーソナルケア調製物(例えば、口紅、アイシャドウ、アイライナー、液状化粧品、デイクリームまたはデイパウダー、顔用ローション、ファンデーション、(遊離した、または圧搾された)クリームおよびパウダー、脱毛系の形態にある顔用化粧品)、
日焼け止め用ローション、日焼け止め用クリーム、および日焼け止め用オイル、サンブロック、日焼け前用調製物、および、サンレスタンニング調製物等の光保護調製物、
マニキュア調製物(例えば、ネイルポリッシュ、ネイルエナメル、エナメル除去剤、爪処理剤)、
脱臭剤(例えば、脱臭スプレー、連射式スプレー、脱臭ゲル、脱臭スティック、または脱臭ロールオン)、
制汗スティック、制汗クリーム、または制汗ロールオン等の制汗剤、および、
石鹸、洗剤、シャンプー、コンディショナー、毛髪処理剤等の固体/液体の個人洗浄用製品。]
[0232] 本発明の別の実施形態は、油中水型または水中油型の乳剤として、アルコール性またはアルコール含有の調合物として、イオン性または非イオン性の両親媒性脂質の小胞性分散剤として、ゲルまたは固体棒として、水系または非水系として調合される、前記陽イオン性ナノ粒子を含むパーソナルケア組成物である。]
[0233] 本発明の別の実施形態は、当該パーソナルケア組成物または化粧品組成物が、単一のマトリクス物質内に個別に提供される顔料粒子の混合物を追加的に含むパーソナルケア組成物である。]
[0234] 本発明のパーソナルケア組成物は、1種以上の追加的なスキンケア成分またはヘアケア成分を含み得る。当該組成物がヒトまたは動物のケラチン組織と接触することになる好適な一実施形態では、当該追加的な成分は、ケラチン組織への塗布に適切であるべきであり、すなわち、当該組成物中に取り込まれる場合、それらは、妥当な医学的判断の範囲内において、過度の毒性、非相溶性、不安定性、アレルギー反応等を伴わずに、ヒトまたは動物のケラチン組織との接触の使用に適切である。]
[0235] 本発明の組成物は、具体的には、脂肪性物質、有機溶媒、油構造化物、界面活性剤、乳化剤、増粘剤、有機陽イオン性析出重合体、粘滑剤、乳白剤、追加の着色料、効果顔料、追加の安定剤、皮膚軟化薬、消泡剤、保湿剤、酸化防止剤、ビタミン、ペプチド、アミノ酸、植物抽出物、微粒子、香水、防腐剤、重合体、充填剤、金属イオン封鎖剤、推進剤、アルカリ性化剤または酸性化剤、あるいは、本発明による化粧品組成物またはその他パーソナルケア組成物に習慣的に調合されるその他随意の成分(ただし、これらに限定されない)の中から選択される、成分(b)の化粧品的に許容可能な成分および補助剤をさらに含み得る。]
[0236] 当該脂肪性物質は、油、または蝋、またはこれらの混合物であってよく、それらは、脂肪酸、脂肪アルコール、および脂肪酸のエステルも含む。当該油は、動物油、植物油、鉱油、および合成油の中から、具体的には、液体パラフィン、パラフィンオイル、シリコーンオイル、揮発性またはその他のイソパラフィン、ポリオレフィン、フッ素化油、または過フッ素化油の中から選択されてよい。同様に、当該蝋は、それ自体も周知である動物蝋、化石蝋、植物蝋、鉱蝋、または合成蝋であってよい。]
[0237] 例示的有機溶媒としては、低級のアルコール類およびポリオール類が挙げられてよい。]
[0238] 当然ながら、当業者は、本発明に従う日焼け止め用組成物に本質的に関連する有利な特性、具体的には水に対する耐性、安定性が、1回または複数回の想定される付加によって変化されない、あるいは実質的に変化されないように、1種または複数種のこれら随意の追加的な化合物および/またはそれらの量を慎重に選択する。]
[0239] CTFACosmetic Ingredient Handbook、第2版(1992年)は、パーソナルケア業界で一般的に用いられる多種多様の限定されない化粧品成分および医薬品成分について記載しており、これらは本発明のパーソナルケア組成物における使用に適切である。]
[0240] 本発明は油構造化物を随意に含み得る。当該構造化物は、的確な流動学的特性を有する分散相を提供することができる。これは、皮膚に対して効果的な堆積および保持を提供することに役立ち、当該構造化油および油相は、1秒−1で測定して100〜約200,000ポイズ、好ましくは200〜約100,000ポイズ、最も好ましくは200〜約50,000ポイズの範囲内の粘度を有するべきである。この粘度を生み出すのに必要とされる構造化物の量は当該油および当該構造化物に応じて変化するが、一般的に、当該構造化物は、好ましくは分散油相の75重量%未満、より好ましくは50重量%未満、なおより好ましくは分散油相の35重量%未満である。]
[0241] 当該構造化物は有機構造化物でも無機構造化物のどちらでもよい。本発明にとって適切な有機増粘剤の例は、固体脂肪酸エステル、天然脂肪または変性脂肪、脂肪酸、脂肪アミン、脂肪アルコール、天然蝋と合成蝋、およびペトロラタム、ならびに、Shell社によってKratonという名前で販売されているブロック共重合体である。無機構造化剤としては、疎水変性シリカ、または疎水変性粘土が挙げられる。無機構造化物の限定されない例は、Rheox社製のBentone27V、BENTONE 38V、またはBENTONE GELMIO V、ならびに、Cabot Corporation製のCAB-O-SILTS720、またはCAB-O-SIL M5である。]
[0242] 選択された皮膚親和性油を伴う上記の要件を満たす構造化物は、3次元網状組織を形成し、選択された油の粘性を強化することができる。このような構造化油相、すなわち、3次元網状組織で形成された油相は、入浴時に用いられる湿潤スキンケア用組成物としての使用のために極めて望ましいということが分かっている。これらの構造化油は、湿潤皮膚上に非常に効果的に堆積され、保持され、すすぎ洗いおよび乾燥の後に保持され、過度の油性/脂性の湿潤感および乾燥感を引き起こすことなく、長続きする皮膚洗浄後の便益を提供することができる。このような構造化油の高度に望ましい使用中および使用後の特性は、そのせん断薄化流動学的特性と網状組織の弱い構造に起因すると考えられている。その高い低せん断粘性が原因で、当該3次元網目構造化油は、皮膚調整剤の塗布の最中に、皮膚上に十分粘着および保持できる。皮膚上に堆積した後、その網状組織は、結晶網目組織の弱い構造化とその低い高せん断粘性のために、塗っている最中に容易に崩れる。]
[0243] 多種多様の界面活性剤が、分散相の乳化のために、ならびに、非発泡系に対する許容可能な拡散と使用中の特性を提供するために、本発明で有用であり得る。洗浄用途のために、その界面活性剤相も、皮膚を洗浄し、使用者に許容可能量の泡を提供するように作用する。当該組成物は、好ましくは約50重量%以下の界面活性剤、より好ましくは約30重量%以下の界面活性剤、なおより好ましくは約15重量%以下の界面活性剤、さらにより好ましくは約5重量%以下の界面活性剤を含む。当該組成物は、好ましくは少なくとも約5重量%の界面活性剤、より好ましくは少なくとも約3重量%の界面活性剤、なおより好ましくは少なくとも約1重量%の界面活性剤、さらにより好ましくは少なくとも約0.1重量%の界面活性剤を含む。洗浄用途のために、当該パーソナルケア組成物は、好ましくは少なくとも300mlの総泡体積、より好ましくはLathering Volume Testに記載されているような600ml超過の総泡体積を生み出す。当該パーソナルケア組成物は、好ましくは少なくとも100mlの瞬間泡体積、好ましくは200ml超過の瞬間泡体積、より好ましくはLathering Volume Testに記載されているような300ml超過の瞬間泡体積を生み出す。]
[0244] 本発明のパーソナルケア組成物において有用な好適な界面活性剤としては、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非発泡性界面活性剤、非発泡性乳化剤、およびこれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤が挙げられる。本発明の組成物において有用な界面活性剤の限定されない例は、2001年8月28日にMcAteeらに付与された、本明細書で参照することにより盛り込まれる米国特許第6,280,757号で開示されている。]
[0245] 本発明のパーソナルケア組成物において有用な陰イオン性界面活性剤の例は、McCutcheon's, Detergents and Emulsifiers, North American edition(1986年、Allured Publishing Corporation刊)、McCutcheon's, Functional Materials, North American Edition(1992年)、および、1975年12月30日にLaughlinらに付与された、本明細書で参照することにより盛り込まれる米国特許第3,929,678号で開示されている。]
[0246] 多種多様の陰イオン性界面活性剤が本発明で有用である。陰イオン性界面活性剤の限定されない例としては、サルコシネート、スルフェート、イセチオネート、タウレート、ホスフェート、ラクチレート、グルタメート、およびこれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤が挙げられる。当該イセチオネートの中でも、イセチオン酸アルコイルが好適であり、当該スルフェートの中でも、硫酸アルキルと硫酸アルキルエーテルが好適である。]
[0247] 本発明で有用なその他の陰イオン性物質は、一般的には約8〜約24個の炭素原子を有する脂肪酸、好ましくは約10〜約20個の炭素原子を有する脂肪酸を有する脂肪酸石鹸(すなわち、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩、またはカリウム塩))である。当該石鹸を作成する際に用いられるこれらの脂肪酸は、例えば、植物または動物由来のグリセリド(例えば、パーム油、ココヤシ油、大豆油、ヒマシ油、獣脂、豚脂など)等の天然源から得ることができる。当該脂肪酸は合成によっても調製できる。石鹸類およびそれらの調製法は、本明細書で参照することにより盛り込まれる米国特許第4,557,853号に詳細に記載されている。]
[0248] その他の陰イオン性物質としては、モノアルキルリン酸塩、ジアルキルリン酸塩、およびトリアルキルリン酸塩等のホスフェートが挙げられる。本発明で有用な好適な陰イオン性発泡性界面活性剤の限定されない例としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸ナトリウム、トリデセス硫酸ナトリウム、セチル硫酸アンモニウム、セチル硫酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸アンモニウム、ラウロイルイセチオン酸ナトリウム、ラウロイル乳酸ナトリウム、ラウロイル乳酸トリエタノールアミン、カプロイル乳酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ミリストイルサルコシン酸ナトリウム、ココイルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイルメチルタウリン酸ナトリウム、ココイルメチルタウリン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、および、ココイルグルタミン酸ナトリウム、ならびにこれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤が挙げられる。]
[0249] 本発明における使用に特に好適なのは、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ココイルサルコシン酸ナトリウム、ミリストイルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイル乳酸ナトリウム、および、ラウロイル乳酸トリエタノールアミンである。]
[0250] 本発明のパーソナルケア組成物における使用のための陰イオン性界面活性剤の限定されない例は、本明細書で参照することにより盛り込まれる、McCutcheon's, Detergents and Emulsifiers, North American edition(1986年、Allured Publishing Corporation刊)、および、McCutcheon's, Functional Materials, North American Edition(1992年)に開示されている。]
[0251] 本発明で有用な非イオン性界面活性剤としては、アルキルグルコシド類、アルキルポリグルコシド類、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド類、アルコキシル化脂肪酸エステル類、スクロースエステル類、アミン酸化物類、およびこれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤が挙げられる。]
[0252] 本発明における使用のために好適な非イオン性界面活性剤の限定されない例は、C8〜C14のグルコースアミド類、C8〜C14のアルキルポリグルコシド類、ココヤシ脂肪酸スクロース、ラウリン酸スクロース、酸化ラウラミン、酸化ココアミン、およびこれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤である。]
[0253] 本明細書で用いられる用語「両性界面活性剤」は、両性界面活性剤の部分集合として当該分野の技術を有する調合者に十分に知られている、両性イオン性界面活性剤を包含することも目的とする。]
[0254] 多種多様の両性発泡性界面活性剤は、本発明のパーソナルケア組成物において用いることができる。特に有用なのは、脂肪族の第二級アミンおよび第三級アミンの誘導体として広範に記載されている界面活性剤であり、好ましくは窒素が陽イオンの状態にあり、その状態においてその脂肪族ラジカルが直鎖または分岐鎖であり得、そこでそのラジカルの1つがイオン化可能な水溶性基(例えば、カルボキシ基、スルホン酸基、硫酸基、リン酸基、またはホスホン酸基)を含む界面活性剤である。]
[0255] 本発明の組成物において有用な両性界面活性剤の限定されない例は、本明細書で参照することにより盛り込まれる、McCutcheon's, Detergents and Emulsifiers, North American edition(1986年、Allured Publishing Corporation刊)、および、McCutcheon's, Functional Materials, North American Edition(1992年)に開示されている。]
[0256] 両性イオン性界面活性剤の限定されない例は、ベタイン、スルタイン、ヒドロキシスルタイン、アルキルイミノアセテート、イミノジアルカノエート、アミノアルカノエート、およびこれらの混合物から成る群から選択される界面活性剤である。]
[0257] 本発明における使用のために好適な界面活性剤は下記の界面活性剤であり、当該陰イオン性界面活性剤は、ラウロイルサルコシン酸アンモニウム、トリデセス硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸アンモニウム、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウロイルイセチオン酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、ラウロイル乳酸ナトリウム、ラウロイル乳酸トリエタノールアミン、およびこれらの混合物から成る群から選択され、当該非イオン性界面活性剤は、酸化ラウラミン、酸化ココアミン、デシルポリグルコース、ラウリルポリグルコース、ヤシ脂肪酸スクロース、C12〜C14のグルコースアミド類、ラウリン酸スクロース、およびこれらの混合物から成る群から選択され、当該両性界面活性剤は、ラウロアンホジ酢酸ジナトリウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウム、セチルジメチルベタイン、ココアミドプロピルベタイン、ココアミドプロピルヒドロキシスルタイン、およびこれらの混合物から成る群から選択される。]
[0258] 多種多様の非発泡性界面活性剤が本発明で有用である。本発明のパーソナルケア組成物は、分散相を乳化し、適切な粒径および良好な塗布特性を湿潤皮膚上に生み出すのに十分な量の1種以上の非発泡性界面活性剤を含み得る。]
[0259] これらの非発泡性組成物の限定されない例は、ポリエチレングリコール20モノラウリン酸ソルビタン(ポリソルベート20)、ポリエチレングリコール5大豆ステロール、ステアレス−20、セテアレス−20、PPG−2ジステアリン酸メチルグルコースエーテル、セテス−10、ポリソルベート80、リン酸セチル、セチルリン酸カリウム、セチルリン酸ジエタノールアミン、ポリソルベート60、ステアリン酸グリセリル、PEG−100ステアレート、ポリオキシエチレン20トリオレイン酸ソルビタン(ポリソルベート85)、モノラウリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレン4ステアリン酸ラウリルエーテルナトリウム、ポリグリセリル−4イソステアレート、ラウリン酸ヘキシル、ステアレス−20、セテアレス−20、PPG−2ジステアリン酸メチルグルコースエーテル、セテス−10、セチルリン酸ジエタノールアミン、ステアリン酸グリセリル、PEG−100ステアレート、およびこれらの混合物である。]
[0260] 加えて、本発明によるパーソナルケア組成物のいくつかの実施形態において有用である、何種かの市販の乳化剤混合物がある。例としては、ISP社製のPROLIPID 141(ステアリン酸グリセリル、ベヘニルアルコール、パルミチン酸、ステアリン酸、レシチン、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、およびセチルアルコール)、および、PROLIPID 151(ステアリン酸グリセリル、セテアリールアルコール、ステアリン酸、1−プロパナミウム、3−アミノ−N−2−(ヒドロキシエチル)−N,N−ジメチル、N−C(16〜18)アシル誘導体、塩化物)、Croda社製のPOLAWAX NF(乳化蝋NF)、INCROQUAT BEHENYLTMS(硫酸ベヘントリモニウム、およびセテアリールアルコール)、ならびに、Gattefosse社製のEMULLIUM DELTA(セチルアルコール、ステアリン酸グリセリル、PEG−75ステアレート、セテス−20、およびステアレス−20)が挙げられる。]
[0261] 本発明のパーソナルケア組成物は、いくつかの実施形態では、1種以上の増粘相/水相の安定剤をさらに含み得る。異なる安定剤が異なる効率を伴って増粘するので、正確な組成範囲を提供することは困難であるが、存在する場合、当該組成物は、当該パーソナルケア組成物の、好ましくは約20重量%しか占めず、より好ましくは約10重量%しか占めず、より好ましくは約8重量%以下しか占めず、なおより好ましくは約7重量%以下しか占めない。当該増粘相/水相の安定剤は、存在する場合、当該パーソナルケア組成物の、好ましくは少なくとも約0.01重量%を占め、より好ましくは少なくとも約0.05重量%を占め、なおより好ましくは少なくとも約0.1重量%を占める。当該安定剤を説明するより良好な方法は、それがその生成物中で粘性を強化するに違いないと言うことである。このことは安定剤粘性試験を用いて測定することができ、当該安定剤は、この試験で好ましくは少なくとも1,000cpsの粘度を生み出し、より好ましくは少なくとも1,500cpsの粘度を生み出し、なおより好ましくは少なくとも2,000cpsの粘度を生み出す。]
[0262] 本発明で有用な増粘剤の限定されない例としては、カルボマー(B. F. Goodrich社製の商標名CARBOPOL.RTM. 900シリーズとして市販されているもの(例、CARBOPOL.RTM. 954))等のカルボン酸重合体が挙げられる。その他の適切なカルボン酸重合体剤としては、アクリル酸、メタクリル酸、あるいは、それらの短鎖(すなわち、C1〜C4のアルコール)エステルの1つのうち1種以上の単量体を有する、C10〜C30のアクリル酸アルキルの共重合体が挙げられ、そこで、その架橋剤はスクロースまたはペンタエリトリトールのアリルエーテルである。これらの共重合体は、アクリレート/C10〜C30のアクリル酸アルキルの交差重合体として知られ、CARBOPOL.RTM. 1342、CARBOPOL.RTM. 1382、PEMULEN TR-1、およびPEMULEN TR-2としてB. F. Goodrich社より市販されている。]
[0263] 増粘剤のその他の限定されない例としては、陽イオン性および非イオン性の重合体の両方を含む、架橋したポリアクリレート重合体が挙げられる。]
[0264] 増粘剤のさらにその他の限定されない例としては、ポリアクリルアミド重合体、特に、置換した分岐または非分岐の重合体を含む非イオン性ポリアクリルアミド重合体が挙げられる。これらポリアクリルアミド重合体の中でより好適なのは、Seppic Corporation(ニュージャージー州、フェアフィールド)よりSEPIGEL 305という商標名で市販されている、CTFA指定のポリアクリルアミドとイソパラフィンとラウレス−7と命名された非イオン性重合体である。本発明で有用なその他のポリアクリルアミド重合体としては、アクリル酸と置換アクリル酸とのアクリルアミドと置換アクリルアミドのマルチブロック共重合体が挙げられる。市販されているこれらマルチブロック共重合体の例としては、Lipo Chemicals, Inc.(ニュージャージー州、パターソン)製のHYPAN SR150H、SS500V、SS500W、SSSA10OHが挙げられる。]
[0265] 本発明で有用な別の限定されない種類の増粘剤は多糖類である。多糖類のゲル化剤の限定されない例としては、セルロース、およびセルロース誘導体から選択されるものが挙げられる。アルキルヒドロキシアルキルセルロースエーテルの中で好適なのは、Aqualon Corporation(デラウェア州、ウィルミントン)製のNATROSEL.RTM. CSPLUSという商標名で販売されているセチルアルコールおよびヒドロキシエチルセルロースのエーテルである、CTFA指定のセチルヒドロキシエチルセルロースと命名された材料である。その他の有用な多糖類としては、3つの単位毎に(1〜6)位に結合したグルコースを有する、(1〜3)位に結合したグルコース単位の直鎖であるスクレログルカンが挙げられ、市販されているその例は、Michel Mercier Products Inc.(ニュージャージー州、マウンテンサイド)製のCLEAROGEL.TM. CS 11である。]
[0266] 本発明で有用な別の限定されない種類の増粘剤はガムである。本発明で有用なガムの限定されない例としては、ヘクトライト、水和シリカ、キサンタンガム、セルロースガム、グアーガム、生体糖類ガム、およびこれらの混合物が挙げられる。]
[0267] 本発明で有用なさらに別の限定されない種類の増粘剤は変性デンプンである。Grain Processing Corporation製のWATERLOCK.RTM.等のアクリル酸変性デンプンが用いられてよい。National Starch社製の商標名をSTRUCTURE XLというリン酸ヒドロキシプロピルデンプンが有用な変性デンプンの別の例であり、その他の有用な例としては、Clariant社製のARISTOFLEX HMB(アクリロジメチルタウリン酸アンモニウム/メタクリル酸ベヘネス−25の交差重合体)、および陽イオン性のstabylenが挙げられる。]
[0268] 本発明によるパーソナルケア組成物は、有機陽イオン性析出重合体も含み得る。陽イオン性析出重合体の濃度は、当該パーソナルケア組成物の重量において、好ましくは約0.025〜約10重量%の範囲であり、より好ましくは約0.05〜約2重量%の範囲であり、さらにより好ましくは約0.1〜約1重量%の範囲である。]
[0269] 本発明における使用に適切な陽イオン性析出重合体は、第四級アンモニウム部分、または陽イオン性プロトン化化アミノ部分等の陽イオン性窒素含有部分を含む。当該陽イオン性プロトン化アミンは、当該パーソナルケア組成物の特定の種類および選択されたpHに応じて、第一級アミン、第二級アミン、または第三級アミン(好ましくは第二級または第三級)であり得る。当該陽イオン性析出重合体の平均分子量は約5,000〜約10,000,000の間であり、好ましくは少なくとも約100,000であり、より好ましくは少なくとも約200,000であるが、好ましくは約2,000,000以下であり、より好ましくは約1,500,000以下である。当該重合体は、当該パーソナルケア組成物を意図的に使用するpHにおいて、約0.2〜約5meq/gmの範囲の陽イオン電荷密度、好ましくは少なくとも約0.4meq/gmの陽イオン電荷密度、より好ましくは少なくとも約0.6meq/gmの陽イオン電荷密度も有し、そのpHは一般的には約pH4〜約pH9の範囲であり、好ましくは約pH5〜約pH8の間の範囲である。]
[0270] 当該パーソナルケア組成物における使用のための陽イオン性析出重合体の限定されない例としては、陽イオン性セルロース誘導体等の多糖類重合体が挙げられる。好適な陽イオン性セルロース重合体は、当該業界(CTFA)でポリクオタニウム−10と呼ばれる、Amerchol Corp.(米国、ニュージャージー州、エジソン)より市販されているトリメチルアンモニウム置換エポキシドと、KG-30Mであることが最も好適であるそのPOLYMERKGシリーズ、POLYMER JRシリーズ、およびPOLYMER LRシリーズの重合体中で反応させたヒドロキシエチルセルロースの塩である。]
[0271] その他の適切な陽イオン性析出重合体としては、塩化グアーヒドロキシプロピルトリモニウム等の陽イオン性グアーガム誘導体が挙げられ、その明確な例としては、Rhodia Inc.より市販されているJaguarシリーズ(好ましくはJAGUAR C-17)、および、Aqualon社より市販されているN-HANCE polymerシリーズが挙げられる。]
[0272] その他の適切な陽イオン性析出重合体としては、合成陽イオン性重合体が挙げられる。本発明における個人用の洗浄組成物での使用に適切な陽イオン性重合体は、溶性または分散性であり、架橋しておらず、約4〜約7meq/gmの陽イオン性電荷密度、好ましくは約4〜約6meq/gmの陽イオン性電荷密度、より好ましくは約4.2〜約5.5meq/gmの陽イオン性電荷密度を有する陽イオン性重合体である。これらの選択重合体は、約1,000〜約1,000,000の平均分子量、好ましくは約10,000〜約500,000の平均分子量、より好ましくは約75,000〜約250,000の平均分子量も有するべきである。]
[0273] 当該洗浄組成物における使用のための、市販されている合成陽イオン性重合体の限定されない一例は、Rhodia社(米国、ニュージャージー州、クランベリー)よりPOLYCARE 133という商標名で市販されている塩化ポリメタクリルアミドプロピルトリモニウムである。]
[0274] その他の限定されない随意の成分の例としては、ビタミン類とそれらの誘導体(例えば、アルコルビン酸、ビタミンE、酢酸トコフェリル、および同様のもの)、日焼け止め剤、増粘剤(例えば、Croda社よりCROTHIXとして市販されているポリオールアルコキシエステル)、当該洗浄組成物の完全抗菌状態を維持するための防腐剤、抗ニキビ薬(レゾルシノール、サリチル酸、および同様のもの)、酸化防止剤、アロエ抽出物、アラントイン、および同様のもの等の皮膚鎮静剤および治癒剤、キレート化剤および金属イオン封鎖剤、ならびに、芳香、精油、皮膚感覚、顔料、真珠光沢剤(例えば、雲母および二酸化チタン)、レーキ、着色料、および同様のもの(例えば、丁子油、メントール、樟脳、ユーカリ油、およびオイゲノール)、抗菌剤、およびこれらの混合物等から成る群から選択される有効成分が挙げられる。これらの物質は、当業者にとっては恐らく明白であるように、要求される便益を提供するのに十分な範囲で用いることができる。]
[0275] 下記の実施例は本発明の特定の実施形態を説明するが、本発明はこれらに限定されない。本開示された実施形態に対する多数の変更が、本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく、本明細書における開示に従ってなし得ることを理解されたい。それ故、これらの例は、本発明の範囲を限定することを意図しない。むしろ、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲およびその均等物によってのみ決定される。これらの実施例においては、他に指示がない限り、与えられる全ての部分は重量による。]
[0276] 実施例1. 3−ヨードプロピルシラン変性シリカ粒子]
[0277] Ludox TMA(33.4g、水中における34%のナノシリカ分散液、Helm AG)の水分散液を、適切な補助装置を有する実験用フラスコ中で190mlのメタノールと混合する。3−ヨードプロピルトリメトキシシラン(25g、Fluka、プルム等級)を、45分の間環境温度で一滴ずつこの撹拌した分散液に添加する。その添加が完了した後、その混合物を50℃に18時間加熱する。室温に冷却した後、その分散液を300mlのヘキサンで2回抽出し、全ての反応していない3−ヨードプロピルトリメトキシシランを除去し、その後そのエタノール相の75%を回転蒸発器内で蒸発させる。その濃縮物を120mlのエタノール中で再分散させ、白色の樹脂を得る。その生成物を50mlのエタノール中で再分散させ、24重量%の固体含有率を有する、123.1gの黄色の分散液を得る。熱重量分析(TGA)(加熱速度:10℃/分で50℃から80℃まで)は、シリカ粒子に共有結合した有機物質の量に対応して、46.6%の重量損失を与える。その変性シリカナノ粒子の元素分析では、C 11.58%、H 2.12%、I 31.69%という結果が得られ、これは、そのTGA分析と十分一致する約50%という有機物含有率に対応する。粒径分析を動的光散乱(DLS)によって行い、その平均粒径は37nmである。]
[0278] 実施例2. N,N−ジメチル−N−ヨウ化ドデシルアンモニウム−N−プロピルシラン変性シリカナノ粒子]
[0279] 本実施例1のエタノール性分散液(10g、ヨード含有量:0.76g、つまり6ミリモル)を、N,N−ジメチルアミノドデカン(1.28g、6ミリモル、Fluka、プルム等級)と混合し、60℃に16時間加熱する。その反応の過程を通じて、その反応塊の色は白色になる。冷却した後、全ての溶媒を回転蒸発器内で蒸発させ、白色の固体である3.26gの表題化合物を得る。熱重量分析(TGA)(加熱速度:10℃/分で50℃から80℃まで)は、その有機物質に対応して66.0%の重量損失を与える。これは、66.8%という理論値と十分一致する。その生成物をエタノール中で再分散させ、10重量%の固体含有率を有する分散液を得る。粒径分析を動的光散乱(DLS)によって行い、その平均粒径は214.9nmである。]
[0280] 実施例3. N,N−ジメチル−N−塩化ドデシルアンモニウム−N−プロピルシラン変性有機重合体ナノ粒子]
[0281] 機械撹拌を行いながら1Lの丸底フラスコ内で、ドデシル硫酸ナトリウム(5.15g、SDS、Fluka techn.)および385mlの水を導入し、窒素で30分間浄化する。スチレン(50.02g、0.48モル、Fluka、プルム等級)、4−クロロメチルスチレン(73.25g、0.48モル、Fluka technical)、および5.20g(0.04モル)のジビニルベンゼン(5.20g、0.04モル、Fluka technical)の混合物を別個に作成し、15mlのこの混合物を当該反応器内に添加する。N2下で1時間の間撹拌することによる均質化の後に、10mlのペルオキソ二硫酸カリウムの5%水溶液(KPS、Fluka、プリス純度)、および0.16gの亜硫酸水素ナトリウム(水中で40%の溶液)を添加し、その乳液を油浴で60℃に10分間加熱する。この時点において、その単量体の混合物の残部を、一滴ずつ1.5時間にわたって添加する。その後、10mlのペルオキソ二硫酸カリウム(KPS)の5%水溶液の第2の部分と、0.16gの亜硫酸水素ナトリウム溶液(水中で40%)とを添加し、60℃で3時間の間重合させ続ける。重合体の白色乳液(492.3g)を冷却後に得る。粒径分析を動的光散乱(DLS)によって行い、その平均粒径は87.2nmである。その重合体乳液(10%のMgSO4水溶液中における沈殿および乾燥による、凝固作用後の重量分析)の固体含有率は、18.2重量%であると決定する。]
[0282] 元素分析:Cl含有率:
計算値:13.3%
測定値:12.2%]
权利要求:

請求項1
(a)有効量の少なくとも1つの化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子であって、式中、前記陽イオン性ナノ粒子核が無機物質または有機物質を含み、式中、Aは、核ナノ粒子表面に共有結合し、少なくとも1つの陽イオン性基Lを含む有機置換基であって、Bは、核ナノ粒子表面に共有結合し、少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含む有機置換基であって、Cは、少なくとも1つの官能基Zを含む核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基であって、aは1〜naの数であって、bは0〜nbの数であって、cは0〜ncの数であって、式中、na+nb+ncの合計は1から最大nlの数であり、式中、nlは、核ナノ粒子の形状と表面積、および、それぞれの置換基A、B、Cの立体的条件によって限定される陽イオン性ナノ粒子と、(b)化粧品的に許容可能な補助剤と、を含むパーソナルケア組成物。
請求項2
請求項1に記載の組成物であって、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核は、核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基がA、B、および/またはCである無機物質を含み、式中、Aは、であって、Bは、であって、Cは、であって、X、X’、X”は、互いに独立して、−O−、−S−、−NR1−、−NR101−、−OCO−、−SCO−、−NR1CO−、−OCOO−、−OCONR1−、−NR1COO−、−NR1CONR2−、または単結合であって、n、m、またはoは、互いに独立して0〜8の数であり、かつ、nが0である場合、その時Xは単結合であり、mが0である場合、その時X’は単結合であり、oが0である場合、その時X”は単結合であり、R1およびR2は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C6〜C12のアリール、またはRであって、R101はC1〜C24のアシルであって、T1はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性基Lを含み、T1’はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含み、T1”はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの部分Zを含み、T2、T2’、T2”、T3、T3’、T3”は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C2〜C24のアルケニル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、−OR3、であって、R3は、水素、C1〜C25のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C2〜C24のアルケニル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、またはナノ粒子表面であって、R4およびR5は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C2〜C24のアルケニル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、または−OR3であって、R6、R7、およびR8は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C2〜C24のアルケニル、フェニル、またはC7〜C9のフェニルアルキルであって、Rは、C1〜C20のアルキル、C5〜C12のシクロアルキル、C2〜C20のアルケニル、C5〜C12のシクロアルケニル、C2〜C20のアルキニル、C6〜C14のアリール、1つ以上のDによって置換されたC1〜C20のアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されたC2〜C20のアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、または、1つ以上のDによって置換されたC6〜C14のアリールであるか、あるいは、X、X’、またはX”が単結合の意味を有するという条件では、Rは、L、G、またはZであり得、Dは、L、G、Z、R9、OR9、SR9、NR9R10、ハロゲン、NO2、CN、O−グリシジル、O−ビニル、O−アリル、COR9、NR9COR10、COOR9、OCOR9、CONR9R10、OCOOR9、OCONR9R10、NR9COOR10、SO3H、COOMC、COO−、SO3−、またはSO3MC、フェニル、C7〜C9のアルキルフェニルであって、Eは、O、S、COO、OCO、CO、NR9、NCOR9、NR9CO、CONR9、OCOO、OCONR9、NR9COO、SO2、SO、CR9=CR10、または、N=C−R9、R9C=N、C5〜C12のシクロアルキレン、フェニレン、および/またはDによって置換されたフェニレンであって、LおよびGは独立して、であって、R9、R10、またはR11は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、R20およびR21は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、R108、R109、およびR110は、互いに独立して、ヒドロキシル、であって、R111は、水素またはC1〜C25のアルキルであって、R112は、水素またはC1〜C25のアルキル、酸素、硫黄によって、または、によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、あるいはC2〜C24のアルケニルであって、R122、R123、R124、およびR125は、それぞれ互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、またはヒドロキシル置換のC2〜C24のアルキルであって、Mは、r価の金属陽イオンであって、X−は、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、亜硝酸塩、硝酸塩、水酸化物、酢酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、硫酸メチル、またはこれらの混合物であって、rは、1、2、または3であって、Zは、ハロゲン、CN、NO2、または陽イオン性部分、陰イオン性部分、親水性部分、疎水性部分、ポリシロキサン部分、ポリハロゲン化部分、ポリエチレングリコール部分、ポリプロピレングリコール部分、金属錯体、または重合体であって、MCは、無機陽イオンまたは有機陽イオンであって、MAは、無機陰イオンまたは有機陰イオンである、組成物。
請求項3
請求項1または2のうち1項に記載の組成物であって、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核は、核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基がA、B、および/またはCである無機物質を含み、Aは、であって、Bは、であって、Cは、であって、X、X’、X”は、互いに独立して、−O−、−NR1−、−NR101−、−OCO−、−NR1CO−、−OCOO−、−NR1COO−、または単結合であって、n、m、またはoは、互いに独立して0〜6の数であり、かつ、nが0である場合、その時Xは単結合であり、mが0である場合、その時X’は単結合であり、oが0である場合、その時X”は単結合であり、R1およびR2は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、酸素によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C6〜C12のアリール、またはRであって、R101はC1〜C18のアシルであって、T1はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性基Lを含み、T1’はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含み、T1”はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの部分Zを含み、T2、T2’、T2”、T3、T3’、T3”は、互いに独立して、C1〜C18のアルキル、酸素によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C2〜C24のアルケニル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、または−OR3であって、R3は、水素、C1〜C18のアルキル、酸素によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C2〜C24のアルケニル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、またはナノ粒子表面であって、Rは、C1〜C18のアルキル、C5〜C12のシクロアルキル、C2〜C20のアルケニル、C5〜C12のシクロアルケニル、C6〜C14のアリール、1つ以上のDによって置換されたC1〜C18のアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されたC2〜C20のアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、または、1つ以上のDによって置換されたC6〜C14のアリールであるか、あるいは、X、X’、またはX”が単結合の意味を有するという条件では、Rは、L、G、またはZであり得、Dは、L、G、Z、R9、OR9、SR9、NR9R10、Cl、Br、I、NO2、CN、COR9、NR9COR10、COOR9、OCOR9、CONR9R10、OCOOR9、OCONR9R10、NR9COOR10、SO3H、COOMC、COO−、SO3−、またはSO3MC、フェニル、C7〜C9のアルキルフェニルであって、Eは、O、S、COO、OCO、CO、NR9、NCOR9、NR9CO、CONR9、OCOO、OCONR9、NR9COO、SO2、SO、C5〜C12のシクロアルキレン、フェニレン、および/またはDによって置換されたフェニレンであって、LおよびGは独立して、であって、R9、R10、またはR11は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、R20およびR21は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、R108は、ヒドロキシル、であって、R111は、水素またはC1〜C18のアルキルであって、R112は、水素またはC1〜C18のアルキル、酸素によって、または、によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、あるいはC2〜C24のアルケニルであって、R122、R123、R124、およびR125は、それぞれ互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、またはヒドロキシル置換のC2〜C24のアルキルであって、Mは、r価の金属陽イオンであって、X−は、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、亜硝酸塩、硝酸塩、水酸化物、酢酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、硫酸メチル、またはこれらの混合物であって、rは、1、2、または3であって、Zは、ハロゲン、CN、NO2、または陽イオン性部分、陰イオン性部分、親水性部分、疎水性部分、ポリシロキサン部分、ポリエチレングリコール部分、またはポリプロピレングリコール部分であって、MCは、無機陽イオンまたは有機陽イオンであって、MAは、無機陰イオンまたは有機陰イオンである、組成物。
請求項4
請求項1〜3のうち1項に記載の組成物であって、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核は、核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基がA、B、および/またはCである無機物質を含み、Aは、であって、Bは、であって、Cは、であって、X、X’、X”は、互いに独立して、−O−、−NR1−、−NR101−、−OCO−、−NR1COO−、または単結合であって、n、m、またはoは、互いに独立して1〜3の数であって、R1は、水素、C1〜C18のアルキル、酸素によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C6〜C12のアリール、またはRであって、R101はC1〜C18のアシルであって、T1はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性基Lを含み、T1’はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含み、T1”はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの部分Zを含み、T2、T2’、T2”、T3、T3’、T3”は、互いに独立して、C1〜C18のアルキル、酸素によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、または−OR3であって、R3は、C1〜C18のアルキル、酸素によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、フェニル、C7〜C9のフェニルアルキル、またはナノ粒子表面であって、Rは、C1〜C18のアルキル、C5〜C12のシクロアルキル、C6〜C14のアリール、1つ以上のDによって置換されたC1〜C18のアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、または、1つ以上のDによって置換されたC6〜C14のアリールであるか、あるいは、X、X’、またはX”が単結合の意味を有するという条件では、Rは、L、G、またはZであり得、Dは、L、G、Z、R9、OR9、NR9R10、Cl、Br、I、NR9COR10、COOR9、OCOR9、CONR9R10、OCONR9R10、NR9COOR10、SO3H、COOMC、COO−、SO3−、またはSO3MC、フェニル、C7〜C9のアルキルフェニルであって、Eは、O、COO、CO、NR9、NCOR9、NR9CO、CONR9、OCOO、OCONR9、NR9COO、SO2、SO、C5〜C12のシクロアルキレン、フェニレン、および/またはDによって置換されたフェニレンであって、LおよびGは独立して、であって、R9、R10、またはR11は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、R20およびR21は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、R111は、水素またはC1〜C18のアルキルであって、R112は、水素またはC1〜C18のアルキル、酸素によって、または、によって割り込まれたC3〜C25のアルキルであって、X−は、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、亜硝酸塩、硝酸塩、水酸化物、酢酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、硫酸メチル、またはこれらの混合物であって、Zは、ハロゲンまたは陽イオン性部分、陰イオン性部分、親水性部分、疎水性部分、ポリシロキサン部分、ポリエチレングリコール部分、またはポリプロピレングリコール部分であって、MCは、無機陽イオンまたは有機陽イオンであって、MAは、無機陰イオンまたは有機陰イオンである、組成物。
請求項5
請求項1〜4のうち1項に記載の組成物であって、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核が、酸化ケイ素、Al2O3、TiO2、酸化ケイ素被覆TiO2、ZnO、SnO2、ZrO2、Ag、Au、Cu、Sb−SnO2、Fe2O3、磁鉄鉱、インジウムスズ酸化物、アンチモンドープ酸化スズ、酸化インジウム、酸化アンチモン、フッ素ドープ酸化スズ、リンドープ酸化スズ、亜鉛輝安鉱、インジウムドープ酸化亜鉛、およびこれらの混合物から成る群から選択される無機物質を含む組成物。
請求項6
請求項1〜5のうち1項に記載の組成物であって、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核が、酸化ケイ素、Al2O3、TiO2、ZnO、SnO2、ZrO2、Sb−SnO2、Fe2O3、磁鉄鉱、インジウムスズ酸化物、アンチモンドープ酸化スズ、酸化インジウム、およびこれらの混合物から成る群から選択される無機物質を含む組成物。
請求項7
請求項1〜6のうち1項に記載の組成物であって、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核が、酸化ケイ素、Al2O3、TiO2、ZnO、SnO2、ZrO2、Fe2O3、磁鉄鉱、インジウムスズ酸化物、アンチモンドープ酸化スズ、およびこれらの混合物から成る群から選択される無機物質を含む組成物。
請求項8
請求項1〜7のうち1項に記載の組成物であって、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核が、酸化ケイ素、Al2O3、およびこれらの混合物から成る群から選択される無機物質を含む組成物。
請求項9
請求項1に記載の組成物であって、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核が、核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基がA、B、および/またはCである有機物質を含み、Aは、であって、Bは、であって、Cは、であって、Y、Y’、Y”は、互いに独立して、C1〜C25のアルキレン、−O−、−S−、−NR1−、−OCO−、−SCO−、−NR1CO−、−OCOO−、−OCONR1−、−NR1COO−、−NR1CONR2−、−COO−、−CONR1−、−CO−、または単結合であって、T1はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性基Lを含み、T1’はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含み、T1”はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの部分Zを含み、R1およびR2は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C6〜C12のアリール、またはRであって、Rは、C1〜C20のアルキル、C5〜C12のシクロアルキル、C2〜C20のアルケニル、C5〜C12のシクロアルケニル、C2〜C20のアルキニル、C6〜C14のアリール、1つ以上のDによって置換されたC1〜C20のアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されたC2〜C20のアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、または、1つ以上のDによって置換されたC6〜C14のアリールであるか、あるいは、Y、Y’、またはY”が単結合の意味を有するという条件では、Rは、L、G、またはZであり得、Dは、L、G、Z、R9、OR9、SR9、NR9R10、ハロゲン、NO2、CN、O−グリシジル、O−ビニル、O−アリル、COR9、NR9COR10、COOR9、OCOR9、CONR9R10、OCOOR9、OCONR9R10、NR9COOR10、SO3H、COOMC、COO−、SO3−、またはSO3MC、フェニル、C7〜C9のアルキルフェニルであって、Eは、O、S、COO、OCO、CO、NR9、NCOR9、NR9CO、CONR9、OCOO、OCONR9、NR9COO、SO2、SO、CR9=CR10、または、N=C−R9、R9C=N、C5〜C12のシクロアルキレン、フェニレン、および/またはDによって置換されたフェニレンであって、LおよびGは独立して、であって、R9、R10、またはR11は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、R20およびR21は、互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、R108、R109、およびR110は、互いに独立して、ヒドロキシル、であって、R111は、水素またはC1〜C25のアルキルであって、R112は、水素またはC1〜C25のアルキル、酸素、硫黄によって、または、によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、あるいはC2〜C24のアルケニルであって、R122、R123、R124、およびR125は、それぞれ互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、またはヒドロキシル置換のC2〜C24のアルキルであって、Mは、r価の金属陽イオンであって、X−は、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、亜硝酸塩、硝酸塩、水酸化物、酢酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、硫酸メチル、またはこれらの混合物であって、rは、1、2、または3であって、Zは、ハロゲン、CN、NO2、または陽イオン性部分、陰イオン性部分、親水性部分、疎水性部分、ポリシロキサン部分、ポリハロゲン化部分、ポリエチレングリコール部分、ポリプロピレングリコール部分、金属錯体、または重合体であって、MCは、無機陽イオンまたは有機陽イオンであって、MAは、無機陰イオンまたは有機陰イオンである、組成物。
請求項10
請求項1および9のうち1項に記載の組成物であって、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核は、核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基がA、B、および/またはCである有機物質を含み、Aは、であって、Bは、であって、Cは、であって、Y、Y’、Y”は、互いに独立して、C1〜C18のアルキレン、−O−、−S−、−NR1−、−OCO−、−NR1CO−、−OCONR1−、−NR1COO−、−COO−、−CONR1−、−CO−、または単結合であって、T1はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性基Lを含み、T1’はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含み、T1”はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの部分Zを含み、R1およびR2は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C6〜C12のアリール、またはRであって、Rは、C1〜C18のアルキル、C5〜C12のシクロアルキル、C2〜C20のアルケニル、C5〜C12のシクロアルケニル、C6〜C14のアリール、1つ以上のDによって置換されたC1〜C20のアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されたC2〜C20のアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C20のアルケニル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC3〜C12のシクロアルケニル、または、1つ以上のDによって置換されたC6〜C14のアリールであるか、あるいは、Y、Y’、またはY”が単結合の意味を有するという条件では、Rは、L、G、またはZであり得、Dは、L、G、Z、R9、OR9、NR9R10、Cl、Br、I、NO2、CN、COR9、NR9COR10、COOR9、OCOR9、CONR9R10、OCOOR9、OCONR9R10、NR9COOR10、SO3H、COOMC、COO−、SO3−、またはSO3MC、フェニル、C7〜C9のアルキルフェニルであって、Eは、O、COO、OCO、CO、NR9、NCOR9、NR9CO、CONR9、OCONR9、NR9COO、SO2、SO、C5〜C12のシクロアルキレン、フェニレン、および/またはDによって置換されたフェニレンであって、LおよびGは独立して、であって、R9、R10、またはR11は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、R20およびR21は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、R108は、ヒドロキシル、であって、R111は、水素またはC1〜C18のアルキルであって、R112は、水素またはC1〜C18のアルキル、酸素、硫黄によって、または、によって割り込まれたC3〜C25のアルキルであって、R122、R123、R124、およびR125は、それぞれ互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、またはヒドロキシル置換のC2〜C24のアルキルであって、Mは、r価の金属陽イオンであって、X−は、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、亜硝酸塩、硝酸塩、水酸化物、酢酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、硫酸メチル、またはこれらの混合物であって、rは、1、2、または3であって、Zは、ハロゲン、CN、NO2、または陽イオン性部分、陰イオン性部分、親水性部分、疎水性部分、ポリシロキサン部分、ポリエチレングリコール部分、またはポリプロピレングリコール部分であって、MCは、無機陽イオンまたは有機陽イオンであって、MAは、無機陰イオンまたは有機陰イオンである、組成物。
請求項11
請求項9および10のうち1項に記載の組成物であって、化学式(I)の前記陽イオン性ナノ粒子核は、核ナノ粒子表面に共有結合した有機置換基がA、B、および/またはCである有機物質を含み、Aは、であって、Bは、であって、Cは、であって、Y、Y’、Y”は、互いに独立して、C1〜C18のアルキレン、−O−、−NR1−、−OCO−、−NR1CO−、−OCONR1−、−NR1COO−、−COO−、−CONR1−、または単結合であって、T1はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性基Lを含み、T1’はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの陽イオン性部分Gを含み、T1”はRの意味を有し、かつ少なくとも1つの部分Zを含み、R1およびR2は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、酸素または硫黄によって割り込まれたC3〜C25のアルキル、C6〜C12のアリール、またはRであって、Rは、C1〜C18のアルキル、C5〜C12のシクロアルキル、C6〜C14のアリール、1つ以上のDによって置換されたC1〜C20のアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C20のアルキル、1つ以上のDによって置換されたC5〜C12のシクロアルキル、1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、1つ以上のDによって置換されかつ1つ以上のEによって割り込まれたC2〜C12のシクロアルキル、または、1つ以上のDによって置換されたC6〜C14のアリールであるか、あるいは、Y、Y’、またはY”が単結合の意味を有するという条件では、Rは、L、G、またはZであり得、Dは、L、G、Z、R9、OR9、NR9R10、Cl、Br、I、NO2、CN、COR9、NR9COR10、COOR9、OCOR9、CONR9R10、OCOOR9、OCONR9R10、NR9COOR10、SO3H、COOMC、COO−、SO3−、またはSO3MC、フェニル、C7〜C9のアルキルフェニルであって、Eは、O、COO、OCO、CO、NR9、NCOR9、NR9CO、CONR9、OCONR9、NR9COO、SO2、SO、C5〜C12のシクロアルキレン、フェニレン、および/またはDによって置換されたフェニレンであって、LおよびGは独立して、であって、R9、R10、またはR11は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、R20およびR21は、互いに独立して、水素、C1〜C18のアルキル、ベンジル、またはフェニルであって、R111は、水素またはC1〜C18のアルキルであって、R112は、水素またはC1〜C18のアルキル、酸素、硫黄によって、または、によって割り込まれたC3〜C25のアルキルであって、R122、R123、R124、およびR125は、それぞれ互いに独立して、水素、C1〜C25のアルキル、またはヒドロキシル置換のC2〜C24のアルキルであって、X−は、フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、亜硝酸塩、硝酸塩、水酸化物、酢酸塩、硫酸水素塩、硫酸塩、硫酸メチル、またはこれらの混合物であって、Zは、ハロゲン、CN、NO2、または陽イオン性部分、陰イオン性部分、親水性部分、疎水性部分、ポリシロキサン部分、ポリエチレングリコール部分、またはポリプロピレングリコール部分であって、MCは、無機陽イオンまたは有機陽イオンであって、MAは、無機陰イオンまたは有機陰イオンである、組成物。
請求項12
請求項1に記載の組成物であって、前記陽イオン性ナノ粒子核が化学式(II)の有機物質を含み、式中、u、v、w、およびyは、各繰り返し単位または生じた単量体が前記有機物質内に含まれる重量百分率を表し、u、v、w、およびyは、前記有機物質の総重量に対して合計100重量%になり、uおよびwは独立して、前記有機物質の約0〜約94.9999重量%であって、yは、前記有機物質の約5〜約99.9999重量%であって、vは、前記有機物質の約0.0001〜約5重量%であって、*は、末端基、例えば、触媒残基であって、M、T、D、およびEは、互いに共有結合しており、Mは、化学式(III)の単量体から生じ、T6、T7、およびT8はC1〜C4のアルキルまたは水素であって、DおよびEは、アクリル酸、(メタ)アクリル酸、アクリルオキシプロピオン酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、(メタ)アクリル酸スルホエチル、(メタ)アクリル酸スルホプロピル、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフィン酸、スチレンスルフィン酸、およびビニルスルフィン酸、(メタ)アクリル酸2−ホスホエチル、ビニルリン酸、ビニルホスフィン酸、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N−t−ブチルアミノエチル、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、p−アミノスチレン、N,N−シクロヘキシルアリルアミン、アリルアミン、ジアリルアミン、ジメチルアリルアミン、N−エチルジメチルアリルアミン、クロチルアミン、N−エチルメタリルアミン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、(メタ)アクリル酸オキサゾリジニルエチル、ビニルベンジルアミン、ビニルフェニルアミン、(メタ)アクリル酸2−モルホリノエチル、塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム、塩化ジアリルジメチルアンモニウム、メタクリル塩化2−トリメチルアンモニウムエチル、ジメチル−N−(3−メタクリルアミドプロピル)−N−(3−スルホプロピル)アンモニウムベタイン、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ペンタデシル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル、(メタ)アクリル酸ノナデシル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メチルスチレン、エチルビニルベンゼン、ビニルナフタレン、ビニルキシレン、酢酸ビニル、ビニルホルムアミド、塩化ビニル、フッ化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン、臭化ビニリデン、およびこれらの混合物から成る群から選択される単量体から独立して生じ、Tは、ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジビニルピリジン、ジビニルナフタレン、ジビニルキシレン、ジ(メタ)アクリル酸エチレングリコール、トリ(メタ)アクリル酸トリメチロールプロパン、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリビニルシクロヘキサン、(メタ)アクリル酸アリル、ジ(メタ)アクリル酸ジエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸プロピレングリコール、1,3−ジ(メタ)アクリル酸2,2−ジメチルプロパン、ジ(メタ)アクリル酸1,3−ブチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸1,4−ブタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸1,6−ヘキサンジオール、ジ(メタ)アクリル酸トリプロピレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸トリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸テトラエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール200、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール600、ジ(メタ)アクリル酸エトキシ化ビスフェノールA、ジ(メタ)アクリル酸ポリ(ブタンジオール)、トリ(メタ)アクリル酸ペンタエリスリトール、トリエトキシトリ(メタ)アクリル酸トリメチロールプロパン、プロポキシトリ(メタ)アクリル酸グリセリル、テトラ(メタ)アクリル酸ペンタエリスリトール、モノヒドロキシペンタ(メタ)アクリル酸ジペンタエリスリトール、ジビニルシラン、トリビニルシラン、ジメチルジビニルシラン、ジビニルメチルシラン、メチルトリビニルシラン、ジフェニルジビニルシラン、ジビニルフェニルシラン、トリビニルフェニルシラン、ジビニルメチルフェニルシラン、テトラビニルシラン、ジメチルビニルジシロキサン、ポリ(メチルビニルシロキサン)、ポリ(ビニルヒドロシロキサン)、ポリ(フェニルビニルシロキサン)、およびこれらの混合物から成る群から選択される単量体から生じる、組成物。
請求項13
請求項1および12のうち1項に記載の組成物であって、前記陽イオン性ナノ粒子核が化学式(II)の有機物質を含み、式中、uおよびwは独立して、前記有機物質の約10〜約84.99重量%であって、yは、前記有機物質の約15〜約89.99重量%であって、vは、前記有機物質の約0.01〜約5重量%であって、Mは、化学式(III)の単量体から生じ、T6、T7、およびT8はメチルまたは水素であって、DおよびEは、アクリル酸、(メタ)アクリル酸、アクリルオキシプロピオン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、(メタ)アクリル酸スルホエチル、(メタ)アクリル酸スルホプロピル、(メタ)アクリル酸2−ホスホエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N−t−ブチルアミノエチル、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、p−アミノスチレン、N,N−シクロヘキシルアリルアミン、アリルアミン、ジアリルアミン、ジメチルアリルアミン、N−エチルジメチルアリルアミン、N−エチルメタリルアミン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メチルスチレン、エチルビニルベンゼン、ビニルキシレン、酢酸ビニル、ビニルホルムアミド、塩化ビニル、およびこれらの混合物から成る群から選択される単量体から独立して生じ、Tは、ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジビニルピリジン、ジビニルナフタレン、ジビニルキシレン、ジ(メタ)アクリル酸エチレングリコール、トリ(メタ)アクリル酸トリメチロールプロパン、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリビニルシクロヘキサン、(メタ)アクリル酸アリル、ジ(メタ)アクリル酸ジエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸プロピレングリコール、1,3−ジ(メタ)アクリル酸2,2−ジメチルプロパン、ジ(メタ)アクリル酸1,3−ブチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸1,4−ブタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸1,6−ヘキサンジオール、ジ(メタ)アクリル酸トリプロピレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸トリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸テトラエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール200、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール600、ジ(メタ)アクリル酸エトキシ化ビスフェノールA、ジ(メタ)アクリル酸ポリ(ブタンジオール)、トリ(メタ)アクリル酸ペンタエリスリトール、トリエトキシトリ(メタ)アクリル酸トリメチロールプロパン、プロポキシトリ(メタ)アクリル酸グリセリル、テトラ(メタ)アクリル酸ペンタエリスリトール、モノヒドロキシペンタ(メタ)アクリル酸ジペンタエリスリトール、およびこれらの混合物から成る群から選択される単量体から生じる、組成物。
請求項14
請求項1、12、および13のうち1項に記載の組成物であって、前記陽イオン性ナノ粒子核が化学式(II)の有機物質を含み、式中、uおよびwは独立して、前記有機物質の約25〜約74.9重量%であって、yは、前記有機物質の約25〜約74.9重量%であって、vは、前記有機物質の約0.1〜約5重量%であって、Mは、化学式(III)の単量体から生じ、T6、T7、およびT8は水素であって、DおよびEは、アクリル酸、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N−t−ブチルアミノエチル、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、p−アミノスチレン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メチルスチレン、エチルビニルベンゼン、酢酸ビニル、およびこれらの混合物から成る群から選択される単量体から独立して生じ、Tは、ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジビニルピリジン、ジ(メタ)アクリル酸エチレングリコール、トリ(メタ)アクリル酸トリメチロールプロパン、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリビニルシクロヘキサン、(メタ)アクリル酸アリル、ジ(メタ)アクリル酸ジエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸プロピレングリコール、1,3−ジ(メタ)アクリル酸2,2−ジメチルプロパン、ジ(メタ)アクリル酸1,3−ブチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸1,4−ブタンジオール、ジ(メタ)アクリル酸1,6−ヘキサンジオール、ジ(メタ)アクリル酸トリプロピレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸トリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸テトラエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール200、ジ(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール600、およびこれらの混合物から成る群から選択される単量体から生じる、組成物。
請求項15
請求項12〜14のうち1項に記載の組成物であって、前記陽イオン性ナノ粒子核は、前記有機物質の重量平均分子量が約1,000〜約10,000,000ダルトンである化学式(II)の有機物質を含む組成物。
請求項16
請求項12〜15のうち1項に記載の組成物であって、前記陽イオン性ナノ粒子核は、前記有機物質の重量平均分子量が約40,000〜約4,000,000ダルトンである化学式(II)の有機物質を含む組成物。
請求項17
請求項12〜16のうち1項に記載の組成物であって、前記陽イオン性ナノ粒子核は、前記有機物質の重量平均分子量が約50,000〜約2,000,000ダルトンである化学式(II)の有機物質を含む組成物。
請求項18
請求項1〜12のうち1項に記載の組成物であって、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子の成分(a)が粒子の形態にあり、かつ、約0.001〜約500μmの粒径を有する組成物。
請求項19
請求項1〜12、および18のうち1項に記載の組成物であって、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子の成分(a)が粒子の形態にあり、かつ、約0.01〜約300μmの粒径を有する組成物。
請求項20
請求項1〜12、18、および19のうち1項に記載の組成物であって、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子の成分(a)が粒子の形態にあり、かつ、約1〜約300μmの粒径を有する組成物。
請求項21
請求項1〜20のうち1項に記載の組成物であって、(c)紫外線吸収剤、酸化防止剤、トコフェロール、酢酸トコフェロール、ヒンダードアミン光安定剤、錯体形成剤、光沢剤、界面活性剤、およびポリ有機シロキサンから成る群から選択される少なくとも1種の化合物、をさらに含む組成物。
請求項22
請求項1〜20のうち1項に記載の組成物であって、(d)染料、または顔料、またはこれらの混合物、をさらに含む組成物。
請求項23
請求項1〜20のうち1項に記載の組成物であって、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子の成分(a)が、前記組成物の総重量に基づいて約0.0001〜約50重量%の濃度で存在する組成物。
請求項24
請求項1〜20、および23のうち1項に記載の組成物であって、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子の成分(a)が、前記組成物の総重量に基づいて約0.01〜約25重量%の濃度で存在する組成物。
請求項25
請求項1〜20、23、および24のうち1項に記載の組成物であって、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子の成分(a)が、前記組成物の総重量に基づいて約0.1〜約7重量%の濃度で存在する組成物。
請求項26
請求項1〜20、および23〜25のうち1項に記載の組成物であって、化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子の成分(a)が、前記組成物の総重量に基づいて約0.2〜約5重量%の濃度で存在する組成物。
請求項27
請求項1〜26のうち1項に記載の組成物であって、前記パーソナルケア組成物が、スキンケア製品、入浴製品、液体石鹸、棒状石鹸、香料と臭気物質を含む調製物、ヘアケア製品、磨歯剤、脱臭性および制汗性の調製物、装飾調製物、有効成分を含む光保護調合物および光保護調製物、剃毛用ローション、ボディーオイル、ボディーローション、ボディーゲル、処理用クリーム、皮膚保護軟膏、剃毛用調製物、スキンパウダー、シャンプー、ヘアコンディショナー、リンスインシャンプー、リーブイン型コンディショナーおよび洗い流し用コンディショナー、整髪および毛髪処理用薬剤、毛髪用パーマ剤、弛緩剤、ヘアスプレーおよびヘアラッカー、永久的毛髪染色系、半永久的毛髪染色系、一時的毛髪染色系、毛髪漂白剤、口紅、マニキュア液、アイシャドウ、マスカラ、乾燥湿潤化粧品、ルージュ、パウダー、脱毛剤、日焼け止め製品、および日焼け後処理製品から成る群から選択される製品である組成物。
請求項28
哺乳類のケラチン含有繊維の抗菌処理のための方法であって、前記方法が、請求項1〜20のうち1項に記載の1つ以上の化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含む、有効量のパーソナルケア組成物つまりパーソナルケア調合物と前記繊維を接触させるステップを含む方法。
請求項29
哺乳類の皮膚の抗菌処理のための方法であって、前記方法が、請求項1〜20のうち1項に記載の1つ以上の化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を含む、有効量のパーソナルケア組成物つまりパーソナルケア調合物と前記皮膚を接触させるステップを含む方法。
請求項30
抗菌性のパーソナルケア組成物つまりパーソナルケア調合物の製造のための方法であって、前記方法が、前記パーソナルケア組成物つまりパーソナルケア調合物に、請求項1〜20のうち1項に記載の有効抗菌量の1つ以上の化学式(I)の陽イオン性ナノ粒子を取り込むステップを含む方法。
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优先权:
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